7HOUSE
(日本)
「1BOX」(99年作)
1.STOP-泣かないで- 2.Hey! Break My Heart 3.LOVE〜抱き合って〜(7HOUSE version)
4.最後の言葉 5.そんでもって KISS 6.言わんこっちゃないだろう! 7.0 EDIT
8.Paっと! 9.Plus 10.First 11.STOP-泣かないで-(album version)
4人組J-POPバンドの1st。
BOOK-OFF某店にて、中古で250円で販売されていたので購入してみた。
「シャ乱Q」のつんくによるプロデュースでデビューしたバンドで、
すでに解散している。99年〜02年という活動期間から察するに、
売れなくてクビ切られての解散だろうな。
当時を振り返ってみても、彼等の話題なんて思い浮かびもしないし。
つんく関係の中ではマイナーと言える存在だろう。だからこそ今作の購入に到ったのだ。
だが、馬徳の彼等に対する評価はかなり低い。
作詞作曲のほとんどはつんくが担当しており、編曲もアレンジャー任せ。
メンバーはロクに関わってない。
バンドの意味無いだろ、コレ。
プロデューサーのやりたい様にされるバンドも哀れだが、
売る事しか考えてない業界には中指突き立ててFUCK!!である。
で、楽曲の話に戻ろう。
音楽性に関しては、某音楽サイトでは歌謡ソウルと記されていたが、
単にJ-POPと思っていいだろう。細かくジャンル分けする様なサウンドでもないし。
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さて、ここまでボロクソに記してきたけど、あとはバンドとしてではなく、
一つの作品として聴いた感想を記していくとしよう。
1曲目は切ないメロディーながらもJ-POPの雰囲気がその度合いを抑えている
アダルティックでダンス曲っぽいアップテンポ曲。
2曲目もアップテンポ曲で、憂いを帯びた、ドラマティック感の有る曲だ。
3曲目は歌謡R&Bっぽいスロー曲。こういう曲は大して興味無い。
4曲目はポップな日常的メロディーのアップテンポ曲。
曲の持つ明るい雰囲気とコミカルなノリが楽しい光景を想起させる。
5曲目はファンキーな感じのアップテンポ曲。部分的に加わるストリングスが
目立たなくも良い味を出しているのだが、サビ手前のコーラスが
やる気無さげなのがイカンな。盛り上げていこうぜって所でこれはないだろう。
6曲目はコントみたいなノリのリフが聴けるミドルテンポ曲。
7曲目はSyn.と、部分的にではあるがGt.が演歌感を演出する
アップテンポ曲で、ジャニーズ系に似合ってそうな曲だな。
8曲目なんかもう完全にジャニーズ系向きな走曲である。
9曲目は若干アダルティックで若干ドラマティックな夜の雰囲気を感じる
ミドルテンポ曲。J-POPである事が1曲目の様に度合いを抑えてしまっている。
Vo.がもっと雰囲気を出せてれば良いんだけど、そういう声質じゃないんだよな。
10曲目はミドルテンポ曲。A、Bメロはイマイチパッとしない感じだけど、
サビは素朴な感じの良いメロしてるな。
J-POPにそれなりに許容範囲が有る人なら楽しめるだろう楽曲だが、
少なくとも男性向けのモノではなく、女性向けだな、これは。
興味が有って聴いてみたい、というなら止めはしないが、
ハードなサウンドを好むリスナー諸君は手に取る必要すら無いだろう。
評価 40点
1,2,5がオススメだ。