AS SEKIRIA
(日本)
「"バブルガム クライシス" AS SEKIRIA
プリス・アサギリ ヴォーカルコレクション」(99年作)
1.Waiting for YOU(Re-Tracked) 2.トンネルのなかの惑星 3.y' know 4.bug list
5.雨 6.Blue confusion 7.冬の破片(かけら) 8.Waiting for YOU
9.イデア 10.ぶっきらぼうな愛に溺れたい 11.y' know(Lectro-One)
TVアニメの劇中歌をまとめたアルバム。
09年11月7日のDiaryで記した、49枚購入した内の1枚である。
ネットで調べた所、99年にTV東京で深夜に放送された
「バブルガム・クライシス TOKYO 2040」というアニメが有り、
その劇中でSEKIRIAというバンドのVo.を務める主人公 プリス・アサギリが
歌う楽曲をまとめたアルバムである様だ。
打ち込みサウンド入りのダンサブルなモノ、アメリカンだったり
歌謡曲っぽいモノ、ハードにロックしているモノ等々、色々な音楽性の
ROCK/POPSが収録されている。
役を演じているのは声優だが、歌の部分を担当しているのは
「須藤あきら」という女性歌手である。
過去に「MR.BIG」のエリック・マーティン(Vo.)のプロデュースによる
アルバムをリリースしており、歌唱力には定評の有る
本格派のロックシンガーとの事だ。声質は「浜田麻里」に似ているな。
1曲目は遊牧民的な異国情緒が感じられ、
漂う様な浮遊感の有るアトモスフェリックなミドルテンポ曲。
歌謡曲風の歌メロが雰囲気を助長している。
2曲目はアメリカンなミドルテンポ曲。モワッとした熱気を帯びつつも、
弾き回されるアコギが時おり心地良い爽やかさを感じさせる
カラッとした雰囲気を醸し出す。
3曲目はアニメのOPに使用された打ち込みサウンド入りの
ダンサブルな曲で、物語の舞台が近未来なためか、
サイバーチックな曲調だ。Gt.がそれを上手く表現しているな。
4曲目はハードかつスリリングな疾走を展開。
ちょいとノイジーだがサビはキャッチーだな。
転がる様に弾き回されるBa.がドライヴ感を出している。
6曲目は叙情的な音色のGt.が奏でるブルージーなメロディーに
乗せて歌い上げるスロー曲。
7曲目は柔らかな温かさを纏った穏やかなポップスのスロー曲。
8曲目は1曲目のVer.違いで遊牧民的な異国情緒が無く、
シンプルなロックとして聴ける。違った味わいが有ってどちらも良しだ。
アニメのED曲であり、使用されたのはこちらのVer.である。
10曲目はBeing系っぽいドラマティックさの有るJ-POP寄りの走曲。
馬徳自身はこのアニメは一話たりとも見ていない。
単に歌モノのアルバムであったから購入してみたのだが、楽曲の出来は
割と良いモノで、核となる曲こそ無いけど安定感は有る。
アニメに拒絶反応を示さないロック者には
普通にオススメ出来る作品だぞ。
評価 78点
1,2,4,6,8がオススメだ。