BEAT KIDS
(日本)
「Hopes」(99年作)
1.Destiny 2.恋をしようよ! 3.smart life 4.HOPE 5.LUCKY BOY
6.時間(とき)の中で... 7.Lady 8.Love Flower 9.HEY BOY 10.Going my way
大阪出身の4人組ロックバンドの1st。
09年11月7日のDiaryで記した、49枚購入した内の1枚である。
ネットで調べた所、93年に中学時代の同級生によって結成されたバンドで、
ライヴハウスやストリート等でライヴを重ね、
98年にメジャーデビューを果たしている。
後に活動停止に至っているが、それがいつなのかは分からなかった。
楽曲の音楽性はJ-POPなROCK/POPSで、全10曲にわたって
ポップでキャッチーな楽曲が収録されている。
J-ROCKシーンで超有名な佐久間正英プロデュースの作品なので、
どんな感じの作品かはある程度予想出来ると思う。
1曲目は叙情的な昂揚感有る、ポジティヴかつ爽やかに駆ける走曲。
夢と希望に溢れた未来へ向かって・・・みたいな
その情熱的な疾走感からは若さ以外は感じられない。
2曲目はイントロ〜歌メロでGt.が焦がれる様な哀愁を感じさせる
音色を奏でているのが良くて本編にも期待したものの、歌メロに到ると
オシャレな感じのメロディーに展開してしまうのは、ちと残念。
サビは心地良く吹き抜ける風の様な爽やかさが感じられる。
4曲目はグルーヴィーな疾走曲。目立ってはいないが、Ba.が
グルーヴの芯になっており、グルーヴを助長するギターリフも登場する。
5曲目は若干不穏さを感じさせる始まりだが、すぐに
晴れやかで軽やかな、勢いの有るライトな疾走を展開する疾走曲。
ただ、この明るさを脳天気に感じられる人もいるかもなあ・・・。
6曲目は淑やかな音色で奏でられるアコギで始まり、続いて
バンドサウンドと虹の様なKey.が登場。湿り気を帯びた
温和かつ叙情的なメロディーを聴かせるミドルテンポ曲だ。
間奏のギターソロが放つ哀愁も良いな。
7曲目は今作当時のヴィジュアル系っぽいメロディアスな曲。
靄の様にアトモスフェリックなKey.が尚更そう感じさせる。
9曲目は女性リスナーは喜びそうだが、男性リスナーは嫌悪感を
抱きそうな軟派な走曲。馬徳は当然後者である。
HR/HM愛好家が望む様なヘヴィさ、力強さはほぼ皆無。
受け入れ易さ重視で特に難しい事をやってる様には感じられない。
J-POP好きな一般リスナー向け以外の何物でもない作品である。
馬徳はJ-POPに対してはそれなりの懐の広さを有しているが、
正直、今作には大して面白味が感じられないわ。
評価 63点
7がオススメだ。