Before Christ Butterfly
(日本)
「IN MY LIFE」(01年作)
1.STROBE 2.F.T.B. 3.Petshop Story 4.Butterfly Song 5.Ali 6.Dump
7.Menu 8.Designated Heaven 9.Urgentic 10.Cold Flame
11.Crowler in the Water 12.ALIU 13.Deepers
1stアルバム。
馬徳が愛読する音楽誌「ロッキンf(現We ROCK)」の付録DVDに、
シングル「I AM BUG MAN」のPVが収録されていた事で彼等を知った。
で、中古屋を回ってみるものの、まったく見当たらないので、
正直、諦めていた今年(08年)の初め頃、たまたま寄ったBOOK-OFF某店で
250円で売られていたのを見付けて即買いしたのが今作だ。
メンバーはVo.とDr.の2人(08年10月現在)。Gt.とBa.はサポートである。
商品の帯には「デジタルグラインドコア」とあるが、
グラインドコア程の激しさは無いと思う。
デジタルサウンドを効果的に取り入れた、へヴィかつラウドで
キャッチーさを併せ持ったハードコア的なロックサウンドが
彼等の楽曲の特徴だろうと思う。Ba.とDr.の音が目立っている様に感じるが、
Gt.の音が少し低めな所が有るため、余計にそう感じるのだろう。
全篇英語詞で、収録曲の大半が疾走曲だ。疾走曲好きの馬徳には嬉しい事である。
どいつもこいつもアグレッシブな曲で、ライヴならきっと
モッシュやダイブが起こるに違いない。まずは1曲目から5曲目まで疾走。
3曲目はイントロの煽り立てる様なBa.の重低音が気分を高揚させる
今作一番のお気に入り。個人的にはこの曲がシングルに最適だろうと思う。
6曲目になってミドルテンポ曲が来る。浮き沈みを感じる曲で、
ライヴなら上下ヘドバンを敢行するだろうな。
8曲目は荒涼感の有るミドルテンポ曲。本質的には変わらないかもしれないが、
この曲は今作中では異色に感じる。疾走曲ばかりではつまらないから
こういう曲が有るとメリハリが有って良い。
そして10曲目のアップテンポ曲以降はラストに向かって疾走!!
良いアルバムだとは思うのだが、今作には1つ大きな欠点が有った。
車内で聴くと、Ba.の重低音とDr.の音ばかりが目立って
肝心のメロディが聴き取り辛いのだ。
個人的には車内で聴くには向かないな。
もう1つの欠点は、同じ様に感じる曲が有るって事かな。
評価 77点
3,8がオススメだ。