Breath

(日本)

「BREATH」(99年作)

1.ブリーチ  2.Reject  3.タナアゲジンセイゴクラクバンザイ  4.バイスケ1  5.あたまの中

6.cream  7.Japanesecase -Remix-  8.Don't Be  9.CLUTCH  10.think

11.バイスケ2  12.My brain child

2ndアルバム。

ネットで調べてみた所、93年に結成されたバンドで、95年に「X JAPAN」

YOSHIKIが経営する「EXTASY RECORDS」から1stをリリースしている。

元々は4人で活動していたが、Ba.脱退したため、今作のリリース時には

3人で活動していた様だ。

音楽的にはグランジパンクの要素を取り入れたグルーヴィーなロックだ。

インダストリアルな感じの少し長めなイントロで始まる1曲目は、

デリデリいうBa.が前面に出て金属感重量感を感じさせ、縦ノリ

勢い良く駆け抜ける疾走曲だ。

3曲目は軽快Dr.躍動するGt.Ba.が生み出すダンサブル

グルーヴを持って走る変化球的走曲。

5曲目は電子音(多分)によって奇怪な世界観を作り出す。ミドルテンポで進行し、

途中からメロディックなアップテンポパートへと展開するのだが、曲名の様な

頭の中の世界観を描いているのだとしたら、あまり良い精神状態とは言えない気が・・・。

8、9曲目は今時なヤング向けミクスチャーロックによく有りがちな

グルーヴ感を持ったアップテンポ走曲。Gt.の音がノイジーさ

過ぎてて聴き心地があまり良くないな。

10曲目は重量感の有るミドルテンポで始まり、すぐに疾走を開始する。

他の曲と違ってこの曲だけは軽快な疾走感が有って良いのだが、

部分的に有るラップ歌唱っぽい歌い回しは今時なヤング向け

ミクスチャーロックっぽくて好きじゃないんだよなあ・・・。

今作は某複合量販店にて、中古500円くらいで購入した。

いつもの事ながら、バンド自体の事は全く知らないジャケ買いだった。

当初は良いと思った曲が1曲しかなく、MY BEST用に置いとくだけの

存在だったのだが、このレビューを記すために3年ぶりくらいに聴いてみた。

・・・でも、やっぱり手元に残す気にはなれなかった。

メロディーが良いと思えたのは1曲目だけで、他はグルーヴ重視の曲ばかり。

でもって似た様な感触の曲が多いから多様性に欠けている感じがする。

メロディー派の馬徳としては、同士にオススメ出来るモノではないな。

評価 51点

1,3がオススメだ。

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