CHOKE SLEEPER
(日本)
「STAR OF THE DAY」(03年作)
1.FREAK ON 2.ONE NATION 3.LOVE LOVE SUMMER 4.KILLA BEAT
5.ONE STEP BACK 6.SWING MY SOUL 7.LEAVE ME ALONE
神奈川県出身の4人組ミクスチャーロックバンドの1stミニ。
※現在(09年12月)では5人編成だが、今作当時は4人で活動していた。
09年11月6日のDiaryにて記した、11枚購入した内の1枚だ。
ネットで調べた所、楽曲の音楽性はラウドロックをベースにした
柔軟なミクスチャーサウンドであり、メロディーが明るく伸びやかで、ラウドだが
後味爽やかなのが特徴との事。時折レゲエ的な節回しが入る所は
「ZEBRAHEAD」や「311」等を彷彿とさせるそうだ。
忍び寄る様なBa.のイントロから弾ける様にアッパーで明るい幕開けの1曲目。
ちょいと南国っぽく、底抜けに明るく、楽しいノリの、
いかにもヤング受けしそうなよく有るタイプのパーティーチューンだ。
個人的にはこの手のノリは好かないんだけど、バンドサウンドの力強さはOKだ。
2曲目は盛り上がりに欠けるというか、力の抜けた様な感じの曲調だ。
途中で楽しいノリの抜けたちょいとシリアスでへヴィな縦ノリパートが有り、
こういう所は個人的には受け入れられる。
3曲目は適度に明るく適度にノリ良い、爽やかさ漂う曲調だ。
まずイントロ〜歌メロに到るまで、Gt.がノリの良いリフを弾き回す。
Aメロは普通だが、Bメロでは黄昏た雰囲気を醸し出す叙情的な音色を奏で、
A、Bメロを繰り返して到ったサビはBメロの様な叙情メロだが、アコギが加わる。
でもシャラシャラと奏でられるこのアコギは無くても良いと思うなあ。
シリアスでへヴィな縦ノリで始まる4曲目は、やっと馬徳が望む様な曲が
来たのかと思ったら、歌メロではラップ歌唱で進行。しかしサビでは
メロディックな疾走パートへと展開する。この手の音楽性では珍しく思える展開だ。
間奏では短いながら得体の知れない様なアトモスフェリックな所が有るぞ。
5曲目はポップパンクっぽさの有るメロディック疾走曲。
この手のバンドは疾走曲なんてほとんどやらない印象が有るので以外に感じるな。
この曲が今作では一番キャッチーな曲だろう。
6曲目はエッジの効いたGt.が前に出ていてアグレッシヴに感じられる。
でもサビメロが大して珍しくないモノなので残念だ。
Gt.のアルペジオ(多分)で始まり、力強く、スケール感の有るバンドサウンドが
加わる展開に期待を抱かせられたラストの7曲目だが、歌メロの始まりが
夜を想起する様な叙情メロなのはテンション急下降で間違ってないか?
別にこの叙情メロが要らないという訳では無いけど。
でも最後をこの叙情メロで終えるのは良いと思うぞ。
上昇感の有るへヴィなサウンドが力強く展開する所がこの曲の聴き所だな。
前半こそヤング向けの路線だが、それ以降は馬徳でも受け入れられる部分が
増えて来て、良いと思える部分も幾つか有った。
馬徳の好みからは外れてる所も有るので評価は大して高くないが、
この手のサウンドが好きなリスナーなら確実に高い評価を得られるだろう。
それだけのモノは有ると思うよ。
評価 74点
3,5がオススメだ。