Cloudy Horizon

(日本)

「now or never」(02年作)

1.少年  2.タオルケットの頃から  3.Follow me?  4.Larva  5.二人旅  6.海を愛する人

7.ミルク  8.家路  9.ワンダフル・デイズ  10.生き花

3人組ロックバンドの1stアルバム。

08年11月29日のDiaryで記した、37枚購入した内の1枚だ。

ネットで調べてみた所、TV朝日系の番組

「THE STREET FIGHTERS(略称・ストファイ)にて紹介されていたらしい。

後に4人構成になるものの、05年11月に解散している。

音楽的にはミドルテンポ曲主体のロックで、Vo.の声質は

「シャ乱Q」のつんくに似ている。

3曲目はポップ楽しく愉快若者的ノリのアップテンポ曲。

部分的に弾き回されるピアノ(かKey.)がノリ雰囲気助長する。

4曲目はドラマティックなミドルテンポ曲。叙情性を含んだ夕暮れ時

メロディーで進行し、サビではストリングスが加わり、寂しげな音色を

奏でる事によって切なさが加味される。

5曲目はミドルテンポ曲。まだ寒さが残る春先の様な

日常的メロディーで、Gt.陽光の様な音色を奏でる。

イントロのストリングス良いモノを聴かせてくれる6曲目はスローバラード。

アコギピアノが織り成す静かな曲調は、遠い昔を懐古する様な雰囲気と

ゆっくりと染み入る様な叙情性を持つ。目を閉じてその雰囲気に

浸るのも良いだろう。サビではバンドサウンドが加わり、優しく包み込む様な

メロウな曲調になる。2番になるとバンドサウンドで進行するんだけど、

この展開は嬉しくないなあ。静かな曲調の方がずっと良いよ。

アコギピアノによる儚いイントロに良曲の予感を感じる8曲目は

ミドルテンポ曲。歌謡曲っぽさノスタルジック叙情性

そして何処か和の雰囲気を持ったメロディーで進行し、到ったサビ

叙情性に溢れ、胸に迫るモノが有る。

9曲目はポップなミドルテンポ曲。この曲だけやけに大衆的だな・・・と

思ってたら、この曲は何かの車のCMで使われてたはずだぞ。

ラストの10曲目は黄昏哀愁のミドルテンポ曲で締め。

ノスタルジックで、切なくて、叙情性溢れるメロディーは

馬徳のロックハートビンビン響いてたまらんですよ。

楽曲は今一つ物足りないのも有るけれど、叙情性溢れる曲の出来は素晴しく

そっちの方向性だけでも良いんじゃないかと思えるだけの

モノが有る。今後に期待が持てるだけに、解散が残念だ。

評価 76点

3,4,5,6,8,10がオススメだ。

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