Dew
(日本)
「croquis」(06年作)
1.平行線 2.君へ 3.For the moon 4.うしろすがた
5.金木犀 6.アイ 7.男の子 8.Never closed 9.ずっと
女性2人組デュオのピアノアルバム。
BOOK-OFF某店にて、中古で250円で販売されていたので購入してみた。
ネットで調べた所、高校3年間を共にカナダで過ごしたメンバー2人が
学校生活の中で結成したピアノ & ヴォーカルデュオとの事。
ユニット名は「朝露」、「純粋なもの」を意味する英語で、
「自分達の音楽も朝露の様に純粋で人々の心を潤す
存在であって欲しい」という願いを込めて命名されたのだという。
06年にインディーズで今作をリリース。08年にメジャーデビューを果たし、
現在(12年3月)へと至っている。
楽曲の音楽性に関して、ネットでは
「母性をも漂わせる包み込む様な存在感の有る歌声と、
透明感有るピュアで凛とした歌声。対照的な2人の声が重なり生まれる
ハーモニーに強い声の存在感、英語感覚、凛とした清涼感が魅力」、
「邦・洋楽問わず、ポップス、クラシック、R&B等、全てのジャンルを
呑み込んで生まれた、原石にして本物の輝きを放つ新世代デュオ」
などと紹介されていたが、今作はピアノとヴォーカルだけの
シンプルかつ素朴でクラシカルな味わいのアコースティック作。
それゆえに個人的な解釈は出せません。
内容は暗めの同じ雰囲気を持つ曲が終始続くというモノ。
曲調は物思いに沈む、思い出に浸るというイメージが思い浮かびそうな
憂い、憂鬱、寂しげ、物悲しい、切ない等の
メランコリック哀愁路線で、時に暗く悲しくも美しいメロウさも見せる。
その流れや雰囲気に深く浸れる事が出来るリスナーには
ドンピシャじゃないかと思うのだが、
個人的には同じ感じのモノばかりというのはやはり遠慮願いたいわ。
1曲1曲は良いと思うけど、聴いてて途中でダレを感じたし。
多様性って大事だよね。
評価 75点
全曲オススメだ。