Dogggystyle

(日本)

「レゲミドリ」(03年作)

1.レゲミドリ  2.月光に踊る  3.フットボールダヴ  4.霧雨の向こうの人

5.東京天使  6.ANGEL MIND(インスト)

4人組ミクスチャーレゲエロックバンドのミニアルバム。

BOOK-OFF某店にて、中古250円で販売されていたので購入してみた。

ネットで調べた所、98年に結成され、吉祥寺を拠点に活動していた様だ。

彼等の音楽は反逆精神を根底にしているとの事で、その精神は

「THE CLASH」「ボブ・マーリー」が持っていたモノと類似するそうだ。

今作でもってメジャーデビューを果たしたものの、所属レーベルとの

音楽性や考え方の相違によってレーベルを離れる事になり、04年に

自主レーベルを立ち上げ、06年には「犬式 a.k.a.Dogggystyle」

バンド名を改め、09年に活動休止している。

楽曲の音楽性の軸はレゲエであり、そこにプログレ等色々な要素を含んだ

ミクスチャーレゲエロック言えば良いと思う。

幾つもの虫の声と、さわさわとした音が涼やかさを感じさせる

夏の夜の雰囲気のSEの中、民族音楽っぽいリズムの太鼓

イントロとして始まる1曲目は、日本の村祭りの踊り

南国風の雰囲気持ち込んだ様な感じの曲だ。Vo.コミカルな歌い回しが

ちょいと歌謡曲っぽいため、余計にそう思えるのだろうなあ。

2曲目も1曲目と似た感じの雰囲気だが、こちらではGt.アルペジオ

奏でると何となくAORっぽくなる感じがするな。

曲終盤にグルーヴィーな走パートへと展開する。

3曲目はサッカーの事を歌ったヒップホップっぽい感じの曲で、

何処かの国のサッカーの試合の実況中継みたいなのが入ったり

歌謡曲っぽいホーンセクション部分的に有ったり

セクシー系(推測)女性コーラスが有ったり、と色々だ。

4曲目はくつろぎの時間を演出する様なゆったりとした曲だが、

Vo.が入るとそれっぽさが薄れてしまうので無くても良いと思える。

曲終盤にエンターテインな走パートへと展開する。

5曲目はアコギ(多分)哀愁を奏でる始まりがなかなか良いのだが、

曲本編に入ると脱力系スローパートへと展開。ここはイマイチだ。

途中から困惑憂いを感じさせる叙情パートに展開。

こちらは・・・まあ良いかな。

ラストの6曲目はアンビエントな感じのインスト曲。

レゲエはロクに聴いた事が無いから勉強のつもりで買ってみたんだけど、

プログレ要素の影響か、無駄に曲が長い気がした。それとも、

レゲエってみんなそういうモノなんだろうか?

楽曲も多様性に欠ける様に感じられたしなあ・・・。

現時点ではのめり込める音楽性ではないな。

評価 40点

1がオススメだ

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