GOD HEAD
(アメリカ)
「2000 YEARS HUMAN ERROR」(01年作)
1.THE RECKONING 2.I SELL SOCIETY 3.INSIDE YOU 4.SINKING
5.TIRED OLD MAN 6.BREAK YOU DOWN 7.PENETRATE 8.BACKSTANDER
9.ELEANOR RIGBY(BEATLESのカヴァー) 10.2000 YEARS OF HUMAN ERROR 11.I HATE TODAY
1stアルバム。
「MARILYN MANSON」主宰のレーベル「POStHUMAN RECORDS」が
最初に契約したバンドだそうで、マンソン自身もエグゼクティヴ・プロデューサー
として作曲、Vo.に参加しているそうだ。
サウンドはインダストリアルゴシックロックとの事だが、聴いた感じでは
インダストリアルは分かるがゴシックなのかは分からなかった。
1曲目。打ち込みリズムが一歩前に出て、電子音サウンドをバックに
Vo.が絡みつく様に歌い回し、サビで盛り上がる。
2曲目。アメリカンな退廃的Cityの雰囲気のミドルテンポ曲。展開としては
1曲目と同じ。Vo.が入っているのに、何かサントラみたいな感じなんだよな。
3曲目。バイオニックな雰囲気のイントロから、浮き沈みを感じる曲本編に入る。
歌メロではゆっくりと上昇する様なサウンドが聴き手の高揚感を煽る。
命を吹き込まれたかの様な生命力を感じるのは1、2曲目の
打ち込み、電子音サウンドの曲と違ってバンドサウンドだからだろうな。
この曲でも電子音サウンドは有るけどバンドサウンドと上手い具合に
融合しているため、ダレる事は無い。今作では唯一のお気に入り曲である。
4曲目は1、2曲目と同じ様な曲。サビは良いんだがねえ。
5曲目は不穏な緊迫感の打ち込み、電子音サウンドが少し長めに続いたので
インスト曲か?と思ったらちゃんとVo.曲だった。在りし日を思い返す様に
歌い上げて重量級サウンドのサビに入る。ダラダラと続くのが正直、退屈だ。
6曲目はDr.の音が重量が有る様に思わせるが、実際はそんなでもないだろう
ミドルテンポ曲。5曲目でダレて、この曲で尚更ダレる。
7曲目はミドルテンポ曲。Ba.のリフが良いってくらいで、他は特に無い。
8曲目は硬質なイントロから始まるミドルテンポ曲。つまらん。
9曲目は「BEATLES」のカヴァー。普通のロックなサウンドで始まったから
おや!と思ったのだが、カヴァーだとは思わなかったな。サビは良いんだが
そこに到るまでがこれまでの曲と大して変わらない感じでダメだ。
馬徳は知らないが、原曲知ってる人はコレ聴いてどう思うだろう?
10曲目はミドルテンポ曲。つまらん。ラストの11曲目はこの手のサウンドでは
珍しく思えるアコギに乗せて歌われる曲。Vo.はやはり加工されてるけど。
打ち込み、電子音サウンドの駄曲よりはマシだけど特に無し。曲の終盤では
バンドサウンドになる。
3曲目以外が全くもってつまらんのじゃあ!!なアルバムだった。
後日、BOOK-OFF某店で販売されてた中古の「BURRN!」を立ち読みした際、
今作のレビューが有ったのだが、50点より低い45点くらいだった。それじゃまだ甘いな。
評価 27点
3がオススメだ。