Hi-5
(日本)
「beat's come」(01年作)
1.MIC CHECK[on the stage now!!] 2.Song. 5 3.DISCO-SOUND-FEEDBACK-OK
4.One thing 5.small circle 6.everlasting 7.Mr. SNOOTY 8.FELLOW
9.PULP 10.No man's land
北九州出身の3人組デジタル/テクノロックバンドの2nd。
ネットで調べた所、九州工業大学の音楽サークルで知り合った3人によって
結成されたバンドで、「新しいものがやりたい」という思いと
ギターに飽きていたメンバーが居た事などにより、
Syn.兼Vo.、Ba.兼Vo.、Dr.という構成になる。
そのサウンドはSyn.を前面に押し出したギターレスなスタイルだが、
代わりにKey.を導入する事により、ロックにトランスの要素が加わっている。
スペーシーな雰囲気の1曲目はインストみたいなアップテンポ曲。
迫り来る様な爆音のBa.が良いが、同じ事を繰り返す歌詞は良くないな。
ウニョる電子音のイントロで始まる2曲目は疾走曲。バンドサウンドを覆う
エフェクトの膜みたいなデジタルサウンドがハッキリ言って邪魔。
これじゃ曲の良さが伝わらないってば。
3曲目はキャッチーかつダンサブルなテクノポップ走曲。以前に音楽チャンネルで
PVを見た事が有る曲だったんだけど、このバンドの曲だったんだな。
今作の中ではメジャー感の有る曲で、他の曲とは雰囲気が違うために
浮いた存在になっている。個人的には今作一番のお気に入りだが。
4曲目は、享楽、倒錯、背徳、無軌道等の
一つには形容しがたい退廃感に満ちた走曲。
6曲目はUSロック調の走曲。ミョンミョンいう電子音やデジタルサウンドが
余計に思える。ポップな部分も若干有って悪くないのに勿体無いわ。
7曲目はジャズっぽいムーディーな曲。出来は良いけど
こういう曲が入ってるのは以外だったな。
8曲目は力強さの中にポップさを含んだ洋楽テイストの疾走曲。
ミミズの様にミョンミョンうねる電子音がやっぱり余計だ。
曲自体は悪くないのにねえ・・・。
どうにもデジタルサウンドの使い方が良くない部分が有り過ぎで、
曲の良さ、魅力を落としているのが多い。
実力的には悪くないモノを持っているのだから、普通にバンドサウンドで
勝負した方が良いと思うなあ。ホント、勿体無いわ。
評価 63点
3,4,7がオススメだ。