INVOICE
(日本)
「ILLUSION」(95年作)
1.ILLUSION 2.百鬼夜行 3.ILLUSION(カラオケ)
2人組POP/ROCKユニットのシングル。
馬徳が世間一般的な音楽をマトモに聴き出し始めて1〜2年目の頃、
何処かのBOOK-OFFで彼等の2ndを中古で購入したものの、
気に入らなくてBOOK-OFF行きにした事が有る。
そんな訳で、某アニメのOPに使用された今作を気に入らなければ、
彼等の音源を購入する事は二度と無かっただろう。
今作のレビューを作成するにあたって、ネットで彼等の事を調べてみたのだが、
93〜96年まで活動していたという程度で、詳細な情報は無かった。
1曲目はサビのコーラスで始まり、バンドサウンドが登場。疾走を開始。
まだ見ぬ世界に心躍らせる様なギターソロをキメて歌メロへ突入する。
このソロが良いのだよ。出だしから良い仕事してるな。
歌メロは叙情性が乱舞する様な幻想的な曲調を聴かせ、サビに向かって
徐々に盛り上がるヒロイックな疾走へと展開。
駆け抜けた先に到ったサビは甘美なライトさを持った飛翔系だ。
2曲目はダンサブルなグルーヴパートと妖しくも叙情的な
アトモスフィアパートが交互に展開し、哀愁を含んだメロディックなサビに到る。
間奏中盤の浮遊感と昂揚感が同居する部分は良い感じだな。
楽曲自体はJ-POPの範疇だが、2ndと比べるとロック寄りの方向に
進んでいるので個人的には歓迎だ。ただ、一つだけ気に入らない部分が有り、
1曲目の始まりがサビのコーラスである事だ。
この曲が使われた某アニメのOPとイントロが違うのよ。
アニメのカッコ良いイントロに比べて、音源の何とまあダサいというか
つまらんというか・・・・・・まあ、両方だな。
この駄イントロには正直、ガッカリさせられたわ。
曲の価値が大きく下がってしまった。ホント〜〜〜に勿体無い。残念だ。
評価 50点
1曲目のイントロを無視出来れば1,2がオススメだ。