LIV
(日本)
「Try」(02年作)
1.Try 2.Lets go to the moon
俳優兼ミュージシャンの2ndシングル。
押尾 学。
かつてはTVドラマ等で活躍し、人気俳優としての地位を得るも
ミュージシャンへと転向し、迷走の果てに、現在(09年12月)では犯罪者にまで
成り下がってしまった彼の音楽活動の際の名義がこの「LIV」である。
某TVドラマの主題歌に使用されたらしいが、馬徳はドラマなんぞ
滅多に見ないのでそこから知った訳ではなく、音楽チャンネルで
PVが流されてたのを見て気に入り、購入に至ったのだ。
・・・と言ってもTSUTAYAでレンタル落ちしてたのを買ったんだけどね。
1曲目「Try」はドラマティックなミドルチューン。
儚げに舞い、肌寒さすら感じさせる静かなストリングスのイントロが
まず良い。歌メロで奏でられるピアノは水気を感じさせ、徐々に盛り上がって
到ったサビでは何処か劇的に思える力強さを持って進行する。
間奏ではアコギが雨上がり後の湿気残りを想起させる叙情的な
音色を奏でるのだが、一つ要らないモノが明確に出て来る。
それはターンテーブルの音だ。キュッキュと耳障りに響きやんの。
せっかくの叙情パートに下らんモノ入れやがって。
2曲目はサビで皆で盛り上がろう的なコーラスが入るパンキッシュな疾走曲。
押尾の声質は「響き」が悪そうなダミ声なので、
音源ならともかく、ライヴでは苦しいだろうな。
個人的には許容範囲だが、好みは分かれると思う。
評価 55点
1がオススメだ。