La' Mule
(日本)
「Curse」(99年作)
1.人格集積回路 2.Curse 3.自戒 4.Plant〜寄生ト束縛〜
ヴィジュアル系ロックバンドのミニアルバム。
08年11月29日のDiaryで記した37枚購入した内の1枚である。
血生臭そうなジャケだが、ペンキでも使ってるんだろう事がバレバレである。
こういうのやるんだったら本物を使ってやって欲しいものだ。
今作は今は亡き「BANDAI MUSIC」からのリリースなのだが、
馬徳が知っている限り、BANDAI MUSICに所属していたアーティストやバンドは
ほとんどがショボい上、音源の出来までもショボい事が多かったので、
実質、インディーズとほとんど変わんないなと思っているのだが、
今作もその伝統(?)を受け継いだ様な出来だった。
まあ、90年代のヴィジュアル系のインディーズ音源は大抵ショボいんだけどね。
1曲目の「人格集積回路」はボツボツした雑音みたいなのから始まり、
曲が進むにつれ、怪談で使われそうな雰囲気になっていく。
何言ってるか分からない様な喋りが出て来たりするのが尚更それっぽい。
で、「集積回路と人格回路・・・(略)」と言ってる事が分かる喋りが
出て来たら打ち込みの音が入り、ようやく曲本編に入る。
だが、CDプレイヤーのトラックナンバーを見ると2曲目になってる。
ハァ!?要するに1曲目は「SE」か!?
じゃあ今作は実質3曲収録って事か!?それでミニアルバムか!?
実質3曲で1,800円(今作の値段)ふんだくろうってか!?
リスナーナメんな!!!
ミニアルバムなら最低5曲は入れろ!!それが最低条件だろうが!!
しかもBANDAI MUSICもこの悪質ヴィジュアル系商法に
乗っかったってのがさらにムカつく。メジャーレーベルとしての
プライドは無いのか!?
話がズレたが、そろそろ楽曲の話に戻ろう。
SEの1曲目に続く2曲目の「Curse」はシンプルなバンドサウンドで走る
メロディアスな曲。まあ、悪くはない曲なのだが、この手の典型的な
90年代末のヴィジュアル系ロックにはシンプルなバンドサウンドは
あまり合ってないんだよね。Key.やシンセ、その他の楽器を使って
彩り豊かな曲にした方が良いと思う。セルアウトしたとか罵られようが、
元々そういう曲とVo.なんだから仕方無いと思うけどねえ。
3曲目はバラード。サビのメロディーとVo.が合ってない様に感じた。
4曲目はアグレッシヴに走る曲。ライヴでは違うとは思うが、
CDだと力強さに欠けるなあ。
メロディー派のリスナーには2曲目をオススメ出来るが
他はこれといって言う事無いな。
評価 29点
2がオススメだ。