MASTERPLAN
(ドイツ)
「MASTERPLAN」(03年作)
1.Spirit never die 2.Kind hearted light 3.Soulburn 4.Heroes 5.Into the light
6.Through thick and thin(ボーナストラック) 7.Crawling from hell 8.Crystal night
9.The kid rocks on(ボーナストラック) 10.Sail on 11.When love comes close
元「HELLOWEEN」のローランド・グラポウ(Gt.)とウリ・カッシュ(Dr.)を中心に
結成されたバンドの1st。
某複合量販店にて、「1枚480円、3枚1,000円」セールで
格安かつ新品で購入したアルバムである。
今作を購入したのは、メタルに目覚めてそんなに経ってない05年頃だった。
今でも思うけど、よく店側はこれを新古品セールに廻したもんだな、と思う。
発売して2年も経ってなかったのに何でだろ?普通は4,5年くらい経ったのを
廻すもんだけど。・・・まあ、買う側としては有難いけど。
で、肝心のアルバムの話に戻ろう。
今作は、馬徳にメロディックパワーメタルの良さを教え、
メロディックパワーメタルにのめり込ませるきっかけとなったアルバムだ。
1曲目の「Spirit never die」のイントロで「これは!!」と思うものを感じさせ、
2曲目の「Kind hearted light」でもう馬徳のメタルハートをガッチリ鷲掴み。
アタマ2曲の疾走曲で、馬徳の期待度は全開MAX状態。
「キターーーーーーーー!!!(某織田裕二のモノマネ芸人風に)」てな感じよ。
3曲目は、イントロのピアノの静かな始まりから、アタマ2曲の疾走曲で高ぶったハートを
落ち着かせるためのミドルテンポ曲かと思ったら、すぐにそれは違うのが判明。
サビがシンフォニックで大仰な盛り上がりを聴かせる力強い曲だ。
シンセとコーラスが実に良い仕事をしている。
4曲目で再び疾走。これがまた良い。ギターソロの一部分に凄く良いフレーズが有る。
どの部分か説明出来無いのが残念だ。この曲が1番シングル向きだな、と思う。
5曲目。アコギに乗せて歌われる、静かだが何処か大空を飛ぶ鳥をイメージする
そのメロディーから、今度こそ落ち着くのか、と思ったんだけど、
サビでシンセ(だと思う)が効果的な盛り上がりを持ってくる。
コーラス入ってるのかよくわからないけど、サビが良いな。
6曲目はボーナストラック。哀愁のダウナーハード曲。
7曲目は1,2,4曲目とは違う感じの、ザクザクしたギターのイントロから
始まる疾走曲。1,2,4曲目がストレートならこの曲は変化球って所か。
8,9曲目、共にミドルテンポだが共通してサビが力強いメロディックハード曲。
10曲目はアップテンポ曲。ネットで別のサイトのレビューを見てみると、
割とこの曲は評判が良い。個人的には普通だな、と思うが。
まあ、サビは良いんだけどさ。
ラストの11曲目。少々テンション下がり気味のミドルテンポ曲。
最後はストレートな疾走曲で締めくくって欲しかったな、と思う。
5曲目までの流れには文句無し。最高!!
けどその後にそれまでの流れを維持出来なかった部分でちょっと評価が落ちる。
しかし捨て曲は無い。メロパワの良盤と言って間違い無い。
曲もそうだけど、このアルバムの質を上げている要因の1つは、
間違い無くヨルン・ランデのヴォーカルだ。
素晴らしい歌唱力の持ち主だ。彼の関連のアルバムを聴いてみたくなった。
ネットで今作に関してのレビューを見て回ると、収録されていない曲が2曲有るという。
聴きたいけど、海外盤買おうとは思わないしなあ・・・。
残り2曲を収録した完全版出してくれないかなあ。
評価 86点
1,2,3,4,5がオススメだ。