MEST
(アメリカ)
「DESTINATION UNKNOWN」(01年作)
1.Opinions 2.Yesterday 3.Cadillac 4.Another Day 5.Without You
6.Fuct Up Kid 7.It's Over 8.Reason 9.Breakin' Down 10.Chelsea
11.Misunderstood 12.Drawing Board 13.Mother's Prayer 14.Living Dead
15.Say So Long(ボーナストラック)
シカゴ出身の4人組メロディックパンクバンドの2nd。
4thが馬徳にメロディックパンクの良さを教えた良盤だったので
大きな期待を持って今作を購入したのだが、聴いてみたら
ただのパンクで、非常にガッカリさせられる内容だった。
このサイトについてのページを見てもらえば分かるが、
ただのパンクは馬徳の好みではないのだ。
4thまでは4年しか違わないというのに、何でこうも違うのやら・・・。
ファンの間では今作が一番人気らしいのだが、個人的には
つまらない作品だった。やはり馬徳はロック者なのだ。
評価 25点
オススメは無し。
「MEST」(03年作)
1.Until I Met You 2.Rooftops 3.Jaded(These Years)Featuring Benji Madden
4.Night Alone 5.Burning Bridges 6.Walking On Broken Glass 7.Your Promise
8.2000 Miles 9.Shell Of Myself 10.Lost, Broken, Confused 11.Chance Of A Lifetime
12.Return To Self-Loathing 13.Paradise(122nd and Highland)
14.Got To Go(ボーナストラック) 15.Cadillac(live version、ボーナストラック)
シカゴ出身の4人組メロディックパンクバンドの3rd。
4thでメロディックパンクの良さを教えられたものの、次に購入した前作の
2ndでは大きな期待をものの見事に裏切られた。正直、今作を
購入するか悩んだけど、4thの様になっている事を祈って今作の購入を決めた。
その結果は、4thへ向けての進化の途中といった所だろう。
ロック色は濃くなってきたものの、メロディアスな部分で物足りず、
中途半端に馬徳の望む方向になっていた。
降り注ぐ様な煌びやかなGt.の音色の中、疾走を開始する2曲目。
サビよりA〜Bメロの方が好みだな。サビでテンポダウンする部分は
あまり好きじゃない。この曲の一番良い所は上記の煌びやかなGt.の音色だな。
3曲目はミドルテンポ曲。1番は静かに歌い上げてサビに入るのだが、
2番はバンドサウンドになってサビに入る。個人的には1番の曲調で通して
欲しかったな。悪くない様で、イマイチ良いとは思えない曲だ。
4曲目はロック色濃い力強いサウンドで疾走するも、サビでは
パンク調の疾走に展開。この曲も悪くはないんだけどイマイチだな。
5曲目は何処か暗い感じのギターサウンドで進行するミドルテンポ曲。
A〜Bメロは大して良いとは思えないんだけどサビは別。
今作で一番好みなメロディアスな疾走を聴かせてくれる。
7曲目はピアノの短く悲しげなメロディーの後、爆走を開始。
ロック色が濃くて良いんだけど、もう少しメロディーが良ければもっと良かったな。
11曲目はアコギに乗せて歌われる曲。ストリングス(多分)が
使われているのがメロディーに深みを与えている。だからメロディーは
良いんだけど、Vo.が合ってないのか、イマイチに感じてしまう。
イントロのGt.で「ASIAN KUNG-FU GENERATION」を想起した
13曲目は疾走曲。歌メロに入るまでは本当にそれっぽいなと思った。
A〜Bメロ、サビは特に記す事は無いが、間奏では短くもアジカンっぽく
思えた部分になる。このアジカンっぽく思える部分が一番良いと思える所か。
悪くはないがイマイチ物足りない曲が多いのは、
上記の様にまだ進化の途中のためかな。
あと、似た様な感じの曲が有るのもマイナス点だな。
評価 61点
2,5がオススメだ。
「Photographs」(05年作)
1.Take Me Away(Cried Out To Heaven) 2.Kiss Me,Kill Me 3.Photographs
4.Cursed 5.As His Black Heart Dies(My Mistake) 6.This Time 7.Graveyard
8.Nightmare 9.Can't Take This 10.Dying For You
11.Tonight Will Last Forever 12.Last Kiss
シカゴ出身の4人組メロディックパンクバンドの4th。
MESTでは最初に購入したアルバムである。
「メロディックパンク」。
商品の帯に記されたこの言葉に惹かれて購入した今作は、馬徳に
メロディックパンクの良さを教え、大きな興味を持たせる
きっかけとなった作品だ。
明るく、爽やかで真夏の海を想起するメロディアスな快走を
聴かせる1曲目「Take Me Away」で掴みはOK!
この1曲目で大いに馬徳の興味を引いた。
2曲目は憂いを帯びたドラマティックな走曲「Kiss Me,Kill Me」。
1曲目とは対極的な曲だが、これはこれで良い。
こういう曲が有ると楽曲に幅を持たせる事が出来る。
3曲目は南国風のイントロから温い雰囲気を持って走る曲。
サビで広がりを感じさせる。
4曲目はF1レースのスタート直前の様な緊張感有るイントロから
スタートした様に曲本編へ。サビに到るまでのメロディーは
各車抜きつ抜かれつといった感じである。
5曲目はミドルテンポ曲。疾走するサビが良い感じだ。
ピアノとアコギで始まる6曲目はバラード。アコギとKey.(多分)の
メロディーで進行し、やがてバンドサウンドへと展開。
部分的に入るピアノが良い味出してるな。
7曲目は夕方を想起する走曲。サビで疾走するけど、何処か落ち着いた感じだ。
8曲目はミドルテンポ曲。何かを打ち込む様なDr.が印象的だ。
9曲目はスロー曲。バラードの様なメロディーだが、歌詞はヘヴィだ。
ラストに持ってきそうなストレートな走曲の10曲目。
疾走するサビではKey.が良い雰囲気を出しているな。
サビよりも哀愁を含んだメロディーの方が良い感じの11曲目。
ラストの12曲目は迫り来る様に走る曲。メロディアスに疾走する
サビが心地良く、曲中のGt.は非常に良い感じだ。
しかし、この曲のイントロ、何処かで聴いた事が有る様な気が・・・。
中途半端にメロディックパンクだった前作の3rdから2年。
彼等のサウンドは大きな成長を遂げた。多少ロック寄りになった事で
とても馬徳好みなモノになった。
MEST史上、最高傑作と言えるアルバムだろう。しかし、今作をもって
彼等は解散してしまう。せっかく気に入ったというのに残念である。
評価 84点
1,2,4,10,12がオススメだ。