MIRAGE

(日本)

「Risk en Eve」(98年作)

1.DRAIN  2.Risk en Eve  3.EDGE IN MIND

4.Feeling Melody  5.BACTERIA  6.Remembrance

5人組ヴィジュアル系ロックバンドのミニアルバム。

09年5月18日のDiaryで記した、約55枚購入した内の1枚である。

ネットで調べた所、UNDER CODE PRODUCTIONという

音楽事務所(大阪市北区を拠点にバンド活動や音楽プロデュース業を展開)を

運営するKISAKI(Ba.)を中心に結成されたバンドで、

97年〜00年まで活動していた。

今作はVo.が変わった第2期に制作された音源である。

楽曲の音楽性はダークな色彩耽美にメロディアス

ヴィジュアル系ロックで、90年代後期にはそこかしこで聴けたモノだが

個人的には曲によってメタリックに感じられる部分が有る。

Vo.は歌唱力に少々が有るものの、楽曲の雰囲気には合っているな。

蠢く様に不穏な雰囲気の、少々長めなイントロで始まる1曲目の走曲は

唐突に本編が開幕し、の如く咆えるGt.ダークな雰囲気を助長

歌い上げるVo.は基本耽美なクリーンだが、時おり咆哮する様な

ただれた感じのシャウト放つ。

2曲目はイントロや間奏のダークでクラシカルなGt.印象的かつ

メタリックで、絡むバンドサウンドとの疾走はドラマティックでもある

3、4曲目は当時としては王道メロディアスな曲だ。

3曲目は出だしの哀愁を帯びたギターソロがカッコ良いんだけど

サビが弱いのがマイナス点だな。

4曲目は透明感陶酔感の有る叙情的なパートが良い感じだ。

5曲目は今作においてはハード寄りの疾走曲で、前面に出たBa.

重い雰囲気を醸し出す。バックに引っ込み気味

ギターサウンドがちょいとメタリックな感じだ。

ラストの6曲目は暗くしなやか叙情バラード。

間奏の長めのギターソロはメタラーにオススメかな?

今作当時のインディーズのヴィジュアル系作品としては質の高い作品だ。

メジャー流通なためかプロダクション良いしなあ。

となる曲こそ無いけど安定感有る

ヴィジュアル系ロック者ならば手元に残しておく価値は有るはずだ。

もし新作を作る事が有れば聴いてみたいと思えたぞ。

評価 76点

2,4がオススメだ。

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