NO AXEL
(日本)
「NO AXEL」(02年作)
1.life boy 2.ヘイハニー 3.JET BAG 4.ローライダー
5.ロケットダッシュ 6.ワインレッド 7.ルビーの指輪 8.flower
新潟の3人組ロックバンドのアルバム。
BOOK-OFF某店にて、新古品で105円で販売されていたので購入してみた。
ネットで調べてみた所、TV朝日系の番組
「THE STREET FIGHTERS(略称・ストファイ)」に出た事が有り、
「新潟では抜群の人気を誇る」などと紹介されていたので、
ある程度の知名度は有ったのだと思う。
楽曲の音楽性は色々だな。ロックンロールが有れば
ミクスチャーっぽいのも有るしメロディアスなのも有る。
1曲目はミクスチャーロックの様な浮き沈みの有るミドルテンポ曲。
2曲目の走曲は部分的に叙情エモっぽい所を感じさせる。
そこは良いんだけど、肝心の曲自体がイマイチ面白味に欠けるなあ。
Gt.の音にもう少し厚みが欲しいな。
3曲目はさすらう様な哀愁と叙情性を感じさせるミドルテンポ曲。
メロディーからは夜の雰囲気が漂い、ラクダで砂漠を進む中近東の光景が
思い浮かぶな。サビはJ-POPっぽい。
4曲目はバイクで風の中を突っ切る様な光景が思い浮かぶ
ドライヴィンなロックンロール疾走曲。そのエキサイティングな
疾走感は昂揚感を煽る。音が軽いのが勿体無いなあ。
5曲目もドライヴィンなロックンロール疾走曲だが、
こちらは皆で盛り上がろう的な明るさとポップさが有り、
アッパーでノリノリ(死語)だ。
6曲目のミドルテンポ曲は奏でられるアコギの音色が憂鬱そうな
日常的メロディーに冷たさとドラマティックさを加えている。
部分的に加わるGt.のアルペジオが絡むと甘美で叙情的にも成り、
メロウかつメロディアスだ。間奏のギターソロも良いぞ。
7曲目はパンキッシュで青春ドライヴィンな情熱の疾走曲。
郷愁と青春的熱気を帯びた、エネルギッシュ全開MAXで駆け抜ける
その様に焦がれる様な熱き男のエモーションを感じよ!!
噴き出す(?)汗と涙に鼓動高鳴りしあの青春の情景を思い描け!!
俺たちの明日はあの夕陽の向こうだッ!!
指さし叫んでいた(大嘘)若かりしあの頃に思いを馳せて。
間奏でHey!Hey!と盛り上げてるのも良いね。ノリはヤングだけど。
ラストの8曲目はおやすみ系メロディーのスロー曲。
アコギがメロディーを奏でるアコースティックパートで進行するけど、途中から加わる
Dr.は無くても良いと思うなあ。そんでバンドサウンドが加わる。
目立たないけどバックでツインギターが叙情的な音色を弾き回している。
曲終盤の盛り上がりは大きくは無いけど感動的に感じられるな。
曲によってサウンドの力強さが欠けているのが気に掛かる。
全体的にもっと厚みの有るサウンドで聴きたかったなあ。
メロディアスな曲は仕方無いと思うけど、曲が悪くないだけに残念だ。
評価 74点
3,4,5,6,7,8がオススメだ。