NOCTURNAL RITES

(スウェーデン)

「The 8th Sin」(07年作)

1.Call Out To The World  2.Never Again  3.Not The Only  4.Tell Me

5.Not Like You  6.Leave Me Alone  7.Till I Come Alive  8.Strong Enough  9.Me

10.Coming Home(ボーナストラック)  11.Pain & Pleasure  12.Fools Parade(インスト)

8thアルバム。

NOCTURNAL RITESでは最初に購入したアルバムである。

今作は某複合量販店にて、CDの半額セールが行なわれた際に購入した。

メタル誌「BURRN!」を立ち読みして、メロパワのバンドという事は知っていたので、

期待は大きかった。

1曲目の「Call Out To The World」からキラーチューン

打ち込みみたいなDr.のイントロからピアノ美旋律が美しく曲本編へ誘う。

哀愁漂う爽快なサビが素晴らしく、コーラスも美しい。ギターソロも曲の雰囲気に

合っていて良い。Vo.も馬徳の好みだ。この曲で馬徳は悶絶ノックアウト

3曲目の「Not The Only」大仰シンフォニックサウンドで始まる

ミドルテンポ曲。歌メロはスローで進行し、サビは再び大仰シンフォニック

サウンドメロディアスに展開し、情感を込めて歌い上げるサビの

歌い回しが凄く良い。1曲目に続くキラーチューンだ。

5曲目は待ってましたストレートな疾走曲。疾走感は今作一番だ。

アグレッシヴに進行しながらも、メロディーは時おり哀愁を漂わせ、

爆発的に盛り上がるサビは壮大な広がりを感じさせる。

焦燥感を含んだメロディーの6曲目はアップテンポ曲。

サビが力強く、ギターソロは短くも流麗メロディアスだ。

不穏な雰囲気のイントロから始まる7曲目はドラマティックなミドルテンポ曲。

慟哭的なメロディーのサビが印象的だ。

9曲目はピアノのメロディーに乗せて歌われるバラード。ジョニー・リンドクヴィストのVo.を

これでもか、という程に堪能出来る曲だろう。後半から入る女性Vo.も良い感じだ。

ダークな雰囲気で走る11曲目はアップテンポ曲。

あまり目立たないシンセが、ダークな雰囲気の演出に一役買っている。

後半から終盤の間にストレートな疾走曲が1曲が欲しかったな。

そうすりゃ名盤と言っても過言じゃないくらいのアルバムだったろうに。惜しい。

評価 85点

1,3,5,9がオススメだ。

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