Ned's Atomic Dustbin
(イギリス)
「Brainbloodvolume」(95年作)
1.all i ask of myself is that i hold together 2.floote 3.premonition 4.talk me down
5.borehole 6.your only joke 7.stuck 8....to be right 9.i want it over
10.traffic 11.song eleven could take forever
バーミンガム出身のロックバンドの3rd。
09年5月18日のDiaryで記した、約55枚購入した内の1枚である。
ネットで調べた所、95年に解散している。ツインベースのバンドとしても
知られており、今作は彼等のオリジナル作としては最後のアルバムである。
楽曲の音楽性に関しては、どう言えばいいのかよく分からない。
UKロックのサウンドである事は確かなのだが、インダストリアル、
テクノなどの要素が含まれている様には感じられた。ネットでは
ギターロック、またはダンスロックバンドという扱いになっていたけどね。
夜明け前の様な雰囲気を醸し出すKey.(かオルガン)で始まる1曲目。
インダストリアルな電子音が加わり、縦ノリで力強く走り出す。
何処かヴィジュアル系っぽさを感じる走り具合だな。
2曲目はメロウと力強いバンドサウンドのパートが交互に展開する。
尺八の様な笛系楽器が適所の考え無しに吹き回されている様に感じはしたものの、
聴き込んでみればこれはこれで面白いかも、と思えた。
4曲目は普通にUKロックでメロウなミドルテンポ曲。
5曲目は押し寄せる様なサウンドのリフ(?)で迫る走曲。
7曲目は電子音とGt.のアルペジオが神秘的な雰囲気を醸し出し、その中を
叙情的なバンドサウンドが走る事によってドラマティックな曲調になる。
8〜9曲目は退廃的なバンドサウンドが荒涼とした世界観を演出する。
10曲目飛空感の有るドラマティックな疾走曲。月明かりが照らし出す
夜の大空の中、雲間を突き抜けていく様なシーンが思い浮かぶ。
うねるBa.が雲を、疾走感が突き抜けていく様を、間奏の叙情パートは
突き抜けた先に見えた淡い輝きを放つ月を表現している様に思えた。
ネットではギター、またはダンスロックと例えられていたけど、
どちらかと言うと両方ともそうだと思う。どちらの要素も大きく主張している様には
感じられなかったし。でもって、Vo.にはあまり魅力を感じないので
Vo.よりもサウンドを楽しむ音楽性だな。だからVo.は楽器の一部とでも
思って聴けば良いと思う。
でも、馬徳の様なメロディー派はあまり楽しめるモノではないなあ・・・。
評価 62点
オススメは無し。