Neo slash

(日本)

「Break the useless future」(09年作)

1.Remain  2.Destiny  3.Love is over  4.You alone are not weak  5.I remember you

6.One by one  7.Searching for everything  8.Make a kiss  9.Future  10.Moment from eternity

大阪府出身の3人組メロディックパンクバンドの1st。

某複合量販店にて、新古品9割引きセールの対象商品として

販売されていたので購入してみた。

ネットで調べた所、06年〜11年まで活動していたバンドで、地元である

大阪をはじめ、関西を中心にライヴ活動を展開していた様だ。

ネットでは楽曲の音楽性に関して、

「ツインVo.から成るメロディーとコーラスワークを全面に押し出し、

単にメロディックとカテゴライズされない楽曲」

「スピード感、コード進行のエモさは正に超正統派メロコアといった感じで、

dustboxやHawaiian6、OVER ARM THROW等のバンドを

はじめとするメロコアや、MY FIRST STORYの様なエモが好きな人にオススメ」

と紹介されていた。

個人的には、単純にメロディックパンク解釈している。

1、2、4、5、7、9、10曲目はアップテンポ〜疾走曲。

大まかではあるが、どれも似た様な曲ばかりの金太郎飴状態だ。

エモ系の哀愁を帯びたメロディーはドラマティックさを含み、フックも有る。

バンドサウンドはスピード感溢れる疾走だけでなく、テンポダウンを挟んだりして

曲展開が単調にならない様に工夫もしている。

だが、その疾走感どれも同じ様なモノばかり。

メロディーの面でも他の曲と似た様な部分が有る。

この多様性の乏しさマイナス点だ。

残りの3曲の内、3、6曲目は幾分ポップ寄りの走曲で、

8曲目はエネルギッシュなアッパー感の有るキャッチーな走曲だ。

上記の様に、今作における一番の欠点は多様性の乏しさである。

せめて2曲、途中でミドル、スローテンポの曲を挟んでいれば、全体的な構成という意味で

もう少し印象、評価、共に良くなっていたと思う。

1曲1曲の出来が悪くないだけに残念だ。

評価 76点

8がオススメだ。

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