No!Galers

(日本)

「No!Galers」(95年作)

1.太陽背負って  2.MOONLIGHT to DAYBREAK  3.ANNIVERSARY  4.今日の仕事がすんだら

5.キカイにまかせて  6.空飛ぶじゅうたんにのって  7.さよならAGAIN  8.彼女のノックはきこえない

9.追いかけて 涙して この愛の行方 探して  10.情けない自分に乾杯

1stアルバム。

09年5月18日のDiaryで記した、約55枚程購入した内の1枚である。

ネットで調べた所、小室哲哉片腕、または一番弟子と呼ばれる

久保こーじ(Vo./Gt./Key.)が率いるバンドで、前身のバンドを経て94年に結成。

今作当時の小室ファミリーのバックバンドも兼ねていたとの事。

ちなみに、久保は音楽プロデューサー作・編曲家

マニピュレーターキーボーディスト等として

「鈴木あみ」「安室奈美恵」「hitomi」等々の楽曲の

作曲やプロデュースも担当している。

楽曲の音楽性は、何処か80年代っぽさを感じさせるAOR寄り

J-POP的歌謡ポップスである。

1曲目は明るく穏やか温もりが有る楽しい雰囲気の曲で

幸福感に溢れている。

3曲目は90年代的トレンディドラマティックな曲だ。

ちょいとロマンティック甘い雰囲気を持ち、奏でられるピアノ

叙情的かつムーディーで、Ba.の低音との絡みは深みを加える。

ドラマティックさを助長するストリングスの盛り上げも実に効果的で良い。

そして、焦がれる様な切なさを感じさせるサビの盛り上がりが聴き所だ。

例えて言うなら、シャイな純情少年少女による

「センパイ、好きです!」

「ぼ、僕も前からキミの事が・・・」

・・・みたいな感じの曲なので、個人的には少々こっ恥ずく感じるけど

Happy End好きなので割と好きだったりする。

5曲目は不穏さを感じさせるストリングスで始まり、

ファンキーかつアクティヴBa.が登場。ホーンセクションも加わり、

大野雄二の作曲によるルパン三世のサントラっぽい曲調になるのだが、

歌メロに到ると普通ライトなポップスになってしまう。

サビ後の間奏で曲調は戻るものの、勿体無さを感じるなあ。

6曲目は腰振りダンスのノリを放つポップなロックンロール走曲で、

ピアノノリの良さを助長する。Vo.の声質のせいか、

70年代のアイドルソングみたいに感じるな。

8曲目は曇りがちかつ憂鬱な雰囲気を纏ったミドルテンポ曲だが、

イントロや間奏で聴けるギターソロKey.

ナイトクラブで映えそうなホーンセクション

アダルティック妖しい夜の都会感を演出する。

楽曲は普通ポップスの作品として見る事の出来るモノであり、

小室系として考えなくて良いだろう。

楽曲の出来も良く、久保のVo.音楽性にマッチしている。

個人的な好みからは幾分ズレはいるものの、この手の音楽性を好む

リスナーにオススメ出来る作品である事は間違い無いだろう。

評価 74点

3がオススメだ。

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