大賀勇気
(日本)
「故郷」(03年作)
1.Furusato 2.アラバマ・カリフォルニア 3.心の唄(ガガガSPのカヴァー)
4.michi 5.線香花火(ガガガSPのカヴァー) 6.孔雀の羽根
福岡県出身のシンガーソングライター/女優のミニアルバム。
09年11月7日のDiaryで記した、49枚購入した内の1枚である。
ネットで調べた所、今作が唯一の音源であり、
現在(10年3月)では女優としての活動がメインの様だ。
時おりこぶしが顔を出す優しい歌声を聴かせるスタイルで、
楽曲の音楽性は某CDサイトによると、トリップホップやアンビエントな
曲有りとあったが、他に島唄みたいな民謡調の曲も有る。
・・・ただ、トリップホップって何?どういう音楽性?
「トリップ」って付くからには幻覚とか陶酔って事なんだろうけど・・・。
ネットで調べてみてもハッキリとした答えが見付からなかったよ。
1曲目はピアノが奏でる沖縄風のしめやかで素朴なメロディーに
乗せて歌い上げるスロー曲。沖縄系のアーティスト辺りに
割と有りがちなタイプの曲さね。
2曲目も沖縄風でアンビエント要素の入った民謡調のスロー曲。
3曲目は「ガガガSP」のカヴァー。元々有ったノスタルジックなメロディーに
こぶしを効かせた歌い回しが絡む事によって歌謡曲風の哀愁が加わり、
ノスタルジーが強まっている。原曲は未聴ゆえに比較出来無いけど、良い。
4曲目は2曲目と似た曲調だが、民謡色はこちらの方が濃い。
5曲目は再び「ガガガSP」のカヴァー。物悲しく、寂しげな
ピアノのメロディーを歌い上げる。こちらではこぶしはチラッと顔を出す程度だ。
ラストの6曲目は漂う様な浮遊感、陶酔感の有るスロー曲で、
多分、こういう曲調のがトリップポップと言うのだと思う。
1曲1曲は悪くないし出来の良いのも有るのだが、
何処か散漫な印象が有って今一つのめり込めなかったのが残念な作品だ。
評価 75点
3がオススメだ。