PHONES

(日本)

「遠く空へ」(03年作)

1.夕日の方  2.遠く空へ  3.VOX  4.儚きは、散りゆく花  5.遠く空へ<Hiroaki Ohno-Remix>

3人組歌謡R&B/ジャズ/ソウルバンドの2ndミニ。

11年5月29日のDiaryで記した、15枚購入した内の1枚である。

ネットで調べた所、Vo.Ba.Dr.の3人編成のバンドで、結成は02年。

渋谷横浜でのストリートライヴ活動で話題になり、

03年にメジャーデビュー。その後、07年に活動休止へと至っている。

「groovy,souiful & comfortable」をテーマに掲げる彼等の

楽曲の音楽性に関して、ネットでは

「ジャズソウルR&BAORファンクドラムンベースといった

ルーツミュージックを独自のフィルターで再構築し、Vo.Ba.Dr.三位一体となった

オーガニックなグルーヴ打ち込み系サウンド

センス良く掛け合わせたサウンドメイキングが特徴

「CHEMISTYを泥臭くした感じで、歌謡曲にも通じる親しみ易い旋律と

深さを感じさせる歌唱を聴かせる。リズム隊の確かな技術が

ダイナミックなサウンドを生み出している

・・・と、紹介されていた。

1曲目はアダルティックな雰囲気を演出するジャジーなピアノ

バンドサウンドが絡み、ドラマティックに展開するミドルテンポ曲。

ちょいと暗い感じのボソボソしたBa.ドラマティックさ

良いアクセントになっているか。

2曲目もピアノにバンドサウンドが絡むミドルテンポ曲。

奏でられるドラマティックなピアノ穏やかながら物悲しげ

塞ぎ込む様な憂いを感じさせ、爽やかにライトなサビメロにも

明るくなりきらない仄暗さを纏わせる。

曲の最後で展開する躍動感有るドラムソロが良い感じだな。

3曲目のミドルテンポ曲はどんよりとした曇りがちな雰囲気だが、

ちょくちょく登場するピアノのフレーズが楽曲にコミカルな感じを加味している。

4曲目は歌メロ、コーラス等、よく有りがちな曲調の曲だな。

ラストの5曲目は2曲目のリミックス電子音SEが加わっていたり、

憂いや仄暗さが減退して明るい曲調になっている。

4曲目の様なよく有りがちな感じの曲が少なく、ロック者の馬徳でも

ダレ無く最後まで聴き通す事が出来るのは好印象なのだが、

個人的にはジャズAOR要素がもう少し濃い方が良いな。

現時点ではまだ他のグループと大差無いので、何か工夫が必要だ。

2曲目のラストに有ったドラムソロの様に、バンドアンサンブルが楽しめる

パートがもっと有ると面白くなるんじゃないかと思うのだが、どうだろう?

評価 74点

1がオススメだ。

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