PINK SAPPHIRE
(日本)
「P.S. I LOVE YOU」(90年作)
1.P.S. I LOVE YOU 2.5番目の季節
イカ天出身の女性4人組ロックバンドのシングル。
ネットで調べた所、イカ天出身のバンドで、番組に出場して人気に火がつき、
メジャーデビューを果たすのだが、デビュー寸前にVo.とGt.が
脱退している。元々、アマチュア時代は「ピンク・ポイズン」と呼ばれる程に
激しいサウンドで注目を集めていたらしく、デビューした時には
全然知らない人がVo.だったという、衝撃的な現象が起こった。
その後、バンドは95年に活動休止している。
彼女達の音源で、馬徳が所有しているのは今作だけなので
断言は出来無いのだが、今作を聴く限りでは
楽曲の音楽性は80年代色を感じさせる王道のハードポップである。
何かジャパメタっぽいイントロの1曲目「P.S. I LOVE YOU」。
「PINK SAPPHIREって言えばコレだろ!」な曲だが、
他に思い付くモノが無いのも事実だったりする。
ライトなギターサウンドがエネルギッシュに感じられるイントロの時点で
キャッチーさが感じられ、Vo.がカウントを取って曲本編へGO!!
Vo.の歌唱からは清涼剤の様な爽やかさが、
バンドサウンドの疾走感にはポジティヴ感溢れる熱気が感じられ、
双方が絡まるとドラマティックに感じられる。そして聴き所のサビへ突入。
夏の高原を風を切ってドライブするのにピッタリな曲だな。
思いっきりキャッチーな曲だけど、馬徳はこういうのも好きなんだよ。
2曲目はミドルテンポ曲。歌メロ手前や間奏で弾き回されるギターソロが
ドラマティックでまず良い。歌メロは憂鬱なメロディーで進行。
徐々に明るくなるが、サビは明るいのに物悲しく、寂しげな感じだ。
聴く人によっては「J-POPだろ」、とバッサリ切り捨てられると思うけど、
個人的にはHR/HMっぽい部分は有ると感じている。
・・・まあ、ど素人の見解だから当てにならんと思うけど。
90年代前半のBeing系サウンドが好きなら聴く価値十分だろう。
BOOK-OFFに行けばアルバムは有るはずだ。
評価 65点
全曲オススメだ。