PopKorn
(日本)
「叙景的小組曲”雪と桜のシンフォニエッタ”」(05年作)
1.白銀の帷の大地〜春待〜(無何有の郷〜Deep Mountain) 2.マヨヒガの郷〜幻燈〜(遠野幻想物語)
3.人形の森を抜けて〜夜霧〜(人形裁判〜人の形弄びし少女) 4.蒼天に浮かぶ桜〜桜舞〜(天空の花の都)
5.幽玄の楼閣〜輪廻〜(東方妖々夢〜Ancient Temple)
6.墨染桜の伝承〜風韻〜(幽雅に咲かせ、墨染の桜〜Border of Life)
7.「遅咲きの桜 まつりのあと」(ネクロファンタジア)
同人系音楽サークルのミニアルバム。
HPを見ると、ゲームミュージックのアレンジを主体として活動している
サークルとの事だ。「悶絶メタルのページ」に影響されて手を出し始めた
同人音楽系の音源だが、馬徳もこの手の物に触れてしまった。
今作は同人音楽シーンのバビロンたる「上海アリス幻樂団」の
「東方アレンジ」系のアルバムである。
馬徳自身は上海アリス幻樂団のゲームとかには興味は無いのだが、
同人音楽シーンのサークルはやたらとこの関連の楽曲をアレンジするのが
流行っている様で、悶絶メタル(略)でも数多くの音源がレビューされていた。
だからゲームに興味は無くても楽曲には興味が有った。
今作は「IOSYS」の音源と一緒に購入した。正直、向こうのはあまり期待は
しておらず、こちらが本命だった。何故かというと、商品帯に
「オーケストラアレンジ」とあったからだ。
で、期待も大きく早速聴いてみたのだが、すぐに「アレ!?」と思った。
オーケストレーションは本格的なモノではなく、打ち込み(多分)の
ゲームミュージック的なモノだったのだ。今更だが、考えが
足りなかった。「オーケストラアレンジ」というだけで本格的なモノを
想像していた自分が、馬鹿というしかなかった。本格的な生の
オーケストレーションなんて、やろうとすればデカい費用が掛かるはず
だしなあ。メジャーでならともかく、同人系でそれは無理があるよな・・・。
まあ、せっかく買った訳だし、とりあえず通して聴いてみた。
慣れれば特に気にならなくなり、楽曲を理解出来る様になった。元々が
ゲームの音楽な訳だからか、キラーチューンと言える様な曲は無いが
悪くない出来で、「アルバム全体で一つの物語」という様に
思って聴くと良いのではないかと思う。
評価 72点
上記の様に、アルバム全体で1曲と思って聴く事をオススメする。