SKINTRADE

(スウェーデン)

「SKINTRADE」(93年作)

1.ONE BY ONE  2.WAR  3.SICK AS A DOG   4.SOUL SISTER  5.THE LAST THOUGHT

6.DO IT  7.PARASITE  8.MF. B.T.D.  9.NULL AND VOID  10.FREIGHT TRAIN

11.SPEAK THE TRUTH  12.※曲名不明の曲

1stアルバム。

08年12月25日のDiaryで記した、7枚購入した内の1枚である。

ネットで調べた所、元「JUGGED EDGE」のマッティ・アルフォンゼッティ(Vo.)が

Vo.を務めるバンドで、その音楽性はアメリカンテイストのハードロックに

メタルファンクラップヒップホップ等の要素を上手く融合させた

グルーヴ重視へヴィなサウンドを聴かせるモノだ。

ダーティかつクールに力強いうねりを感じさせる1曲目。

Vo.はそのバンドサウンドに引けを取らない力強い歌唱を聴かせてくれる。

ヒップホップっぽさを感じる2曲目、ラップ歌唱を聴かせる3曲目、

ファンクっぽさが有る4曲目と続き、5曲目にして叙情的Gt.の音色を奏でる

黄昏風味哀愁チューンがやって来た。時おり吹き回される

ハーモニカの音色が哀愁感を助長する良い仕事をしているぞ。

一息つく様な気持ちで聴けるので、メロディー派としてはこういう曲が有るのは有難い。

再び力強い路線に戻った6曲目はGt.アグレッシヴに弾き回され、これ以降も

上記の各要素を感じさせる曲が続く。10曲目では叙情的なパートが有り、

ラストの曲名不明の12曲目(ボーナストラック?)にはGt.まどろむ様な

夜の音色を奏でるおやすみ的叙情パートが有る。

全曲ミドルテンポで走曲疾走曲皆無のため、

メリハリに欠けてダラダラと続くだけ、と感じる人が居るかもなあ。

個人的にも「メロディー派にはオススメし辛いモノ」というのが感想だ。

力強いサウンドも良いけど、上記の各要素は大きく前面に出ている訳ではないので、

幅の有る事をやってる様にはあまり感じられないのもまた事実。

、12曲目の様な曲がもう2、3曲有って、メリハリ良く配されていれば

確実に80点越えしてただろうになあ・・・。そういう所が勿体無い

慣れれば楽しむ事が出来るだろうが、馬徳自身、何度も聴き込んで

やっと理解出来たスルメ盤である。

評価 78点

5,12がオススメだ。

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