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(日本)
「RIVER」(06年作)
1.RIVER 2.Katharsis 3.花火 4.ARRESTED FLOW 5.〜手紙〜
4人組ミクスチャーロックバンドのミニアルバム。
BOOK-OFF某店にて、中古で105円で販売されていたので購入してみた。
ネットで調べてみたが、00年〜07年まで活動していた、
という事くらいしか分からなかった。
フュージョン系の同名バンドが居るが、関連は無い。
楽曲の音楽性は上記の様にミクスチャーロックで、Vo.が2人の態勢である。
楽曲はJ-POPっぽいキャッチーさを感じはするが、ある程度の
ハードさを備えている。でもラップ歌唱は好かない。
Vo.は1人がチンピラっぽい高音で、ある意味個性的と言えるな。
もう1人は少々しゃがれた感じの男らしい声をしているが、幾分弱い。
1曲目は暗さを演出するBa.に中東風な音色のエレクトリックシタールが
絡むイントロで始まり、Aメロは重みを感じさせつつ進行。Bメロでは
Gt.が広がりを感じさせる力強さを放ち、到ったサビは解放的に
ライトでメロディアスな疾走を聴かせるぞ。
シリアスな静寂のイントロに続いてGt.が攻撃的に弾き回され、
疾走を開始する2曲目は演歌というか歌謡曲っぽい歌い回しのパートへ展開。
到ったサビは明るく、ポジティヴに疾走する。
3曲目はシリアスでドラマティックな叙情ミドルテンポ曲で
メロディーとの一体感に欠けたラップ歌唱で進行し、途中からクリーンな
歌い回しへと展開。到ったサビはJ-POP的にキャッチーなのだが、
何でこんな曲展開にしたのやら・・・。終始シリアスに進行しても
良かったと思うなあ。勿体無いわさ。
4曲目は疑念を抱く様な、それでいてコミカルにも感じられるリフが聴ける。
何処か淡々とした感じで進行。サビはハードではあるけど淡々さは抜けず。
間奏はモダンヘヴィネス系のパートへと展開するぞ。
ラストの5曲目はパンキッシュな疾走曲で締めて幕を下ろす。
メジャーに所属しているがゆえに売れなきゃならないためかどうかは
知らんけど、J-POP的なキャッチーさは曲展開にあまり合ってない。
中途半端にハードな作品になっているというのが感想だ。
もっとHR/HMの方向に踏み込んだのを聴いてみたいと思うが、
すでに解散してるから今更か・・・。
評価 75点
1がオススメだ。