STATIC-X
(アメリカ)
「Machine」(01年作)
1.Bien Venidos(インスト) 2.Get To The Gone 3.Permanence 4.Black And White
5.This Is Not 6.Otsego Undead 7.Cold 8.Structual Defect
9....In A Bag 10.Burn To Burn 11.Machine 12.A Dios Alma Perdida(インスト)
13.エニシング・バット・ディス(ボーナストラック)
14.スウェット・オブ・ザ・バッド(live version、ボーナストラック)
2ndアルバム。
STATIC-Xでは最初に購入したアルバムである。
全国展開しているかどうかは知らないのだが、長野県内に幾つか店舗が存在する
「サンタの倉庫」というリサイクルショップが有る。
この店は家具や家電製品、食器、その他と色々な物を販売しているのだが、
CDもごく少数ながら販売していたりする。
そのサンタの倉庫某店にて、今作は390円で販売されていた。
しかし、ちょっと見だけでも外見はあまり良くなかったので、
CDの状態もあまり期待出来る様には見えなかったのだが、
「まあ、ダメならコピーすればいいか」、といった軽い気持ちで購入して、
ケースを替えたりCDの清掃をしてみると、
思ってたより状態は悪くなく、聴いた結果も良好で、手元に残す事にした。
元々、メタル誌「BURRN!」に取り上げられていた事が有るので存在自体は知っていた。
日本人ギタリスト、福田耕一が在籍していたが、今作を収録後に脱退してしまった。
では、アルバムの話に行こう。
デジタルの要素を含んだへヴィロック、と解釈していたのだが、
「インダストリアルへヴィロック」というのが正しい所らしい。
インダストリアルというジャンルは、馬徳にはまだよくわからないので、
これが初めてという事になるのかな。
へヴィロックと、ダンサブルなリズムの融合したそのサウンドは、彼ら曰く、
「悪のディスコ」だそうだ。
お祭りの最中みたいなインスト(?)の1曲目から
そのまま続く2曲目は、いきなりエンジン全開で幕を開けるキラーチューンだ。
その怒涛かつダンサブルなビートは、観客をLet'sヘドバンさせる事必至だろう。
実際、馬徳はやってたし。
4曲目は、昔のゲームの探偵モノAVGに有った様な
緊張感の有るフレーズから始まるミドルテンポ曲だ。
5曲目はデジタルビートのイントロから勢い良く爆走する曲。
歌メロじゃない部分はストレートに爆走し、歌メロになると変化球的に変わるぞ。
ネットで調べると、2曲目とこの5曲目に人気が有る。
7曲目は、重厚なGt.のリフが印象的な、悪の雰囲気プンプンなミドルテンポ曲だ。
8曲目は重金属的なジャリジャリしたイントロから始まる縦ノリなミドルテンポ曲。
サビは特にそう感じられるぞ。きっとライヴではこの曲で身体を動かす輩が続出だろう。
11曲目は、これまでとは違う、木製楽器を使った様なイントロにちょっと驚いた。
サビは盛り上がるけど、これは落ち着くための曲かな。
この手のジャンルは、好き嫌いがハッキリ分かれてしまうらしいが、
個人的には良いと思えたよ。
評価 81点
2,5,7,8がオススメだ。