STILL BRINGER
(日本)
「EVOLUTION」(05年作)
1.Scaling new heights 2.Until the day... 3.my precious 4.Rising my voice 5.Still believe
6.eternal luv to you 7.from faraway
4人組メロディアス・ラウド/ヘヴィロックバンドの1st。
BOOK-OFF某店にて、中古で280円で販売されていたので購入してみた。
ネットで調べてみたのだが、詳しい経歴は全く分からなかった。
バンドのウェブサイトも閉鎖されているので、恐らく解散しているのだろう。
楽曲の音楽性に関して、個人的には、
メロディアス・ラウド/ヘヴィロックと解釈している。
1曲目はちょいとサイケデリックに幻惑的な雰囲気のイントロ。
続く2曲目は憂いを含んだ暗めのシリアスなメロディーのミドルテンポ曲。
ドラマティックさも有り、至ったサビはエモーショナルに盛り上がるぞ。
3曲目は憂いを含んだ暗めの雰囲気のミドルテンポ曲。
この曲はサビが判別し辛い。
エモーショナルに盛り上がるパートと重厚で物々しいパート、
どちらがサビだろうか?
4曲目はミドルテンポ曲。悩みに苛(さいな)まれている様な暗い雰囲気で進行し、
至ったサビは攻撃的にへヴィなバンドサウンドが展開される。
ここまで聴いて思った。
大まかではあるが、2、3、4曲目は、どれも同じ様な感じの曲だ。
バンドサウンド、曲展開、メロディー等、似ている所が多い。
この多様性の乏しさはマイナス点だな。
5曲目はミドル〜ミドルテンポ走曲。ここにきてバンドサウンドは軽快さを見せるものの、
メロディーやサビは大して変わりばえのしないモノだな。
6曲目はドラマティックな哀愁のミドルテンポ曲。
バンドサウンドのへヴィさを幾分抑えてメロディーを強調していれば、
もっと良い印象を得られたと思うぞ。
サビは多少毛色の違いを感じさせるものの、やはり大きな変化は無い。
ラストの7曲目はミドルテンポ曲。今作中、最もライト寄りの曲で、
バンドサウンドには"頼もしさ"とでも形容すべき力強さが感じられる。
今作における目立った短所は2つ。
1つ目は、上記の様に楽曲面における各種の多様性の乏しさ。
2つ目は、ミドルテンポ曲ばかりのため、全体的な構成として
メリハリに欠けている事だ。
途中で走曲を2曲くらい挟んでいれば、得られる印象は違っていたと思う。
1曲1曲の出来が悪くない、というか良い方なだけに残念だ。
評価 76点
2がオススメだ。