Spinwake

(日本)

「Re:」(05年作)

1.An eternal meaning  2.Over surrender  3.Lose & gain  4.Escape

5.Before   6.File#04

5人組ミクスチャー/ヘヴィロックバンドのミニアルバム。

09年2月21日のDiaryで記した、32枚購入した内の1枚である。

ネットで調べた所、01年に前身のバンドが結成され、渋谷のライヴハウスを

中心に都内近郊でライヴ活動を展開。メンバーチェンジを経て

03年にSpinwakeへと改名。その後、バンドは06年に解散に至っている。

楽曲の音楽性は「LINKIN PARK」「HOOBASTANK」等を

彷彿とさせるモダンミクスチャーロックで、

ヘヴィロックエレクトロヒップホップメロコア等の要素が

感じられるサウンドに1Vo.1MCのスタイルで聴かせる。

1曲目はDr.のカウントに始まり、重量感有るヘヴィサウンドが登場。

エレクトロ系の電子音アトモスフェリックに展開する歌メロは

途中からラップ歌唱で歌い上げ、バンドサウンドは叙情的に聴かせる所が

短くも有るぞ。到ったサビは焦がれる様な哀愁メロなんだけど

ちょっと物足りなさを感じるな。

2曲目はちょいと軽めなドラムサウンドが軽快さを出しているな。

Vo.は1曲目同様、クリーン→ラップ→サビでクリーンな展開だ。

暗めかつ不穏憂いを含んだメロディーで進行し、到ったサビで

焦燥感を感じさせる走りを展開する。個人的には割と好きだな、このサビ。

3曲目は何処かで聴いた事の有る様なバンドサウンドが聴ける

ミドルテンポ曲。Gt.が醸し出すメロウかつミステリアスなパートが

まず良い感じだ。哀愁を感じさせるドラマティックな進行から

到ったサビは力強い進行を展開する。チャラっ気の無い

シリアスなラップ歌唱がドラマティックな曲調に合っていて良いな。

4曲目はこの手のバンドにしては珍しく疾走曲だ。・・・と思ったら途中から

ラップ歌唱やヘヴィサウンドが展開する。まあ、曲展開自体は

悪くないと思うが、1曲くらい全部疾走して欲しいよなあ・・・。

5曲目は前半こそ若干AOR寄りの、夕暮れ時が似合いそうな

メロウ穏やかな曲調だが、段々とミクスチャー寄りの曲調に

変わっていくミドルテンポ曲。1曲くらい穏やかに聴かせるのも

有りだと思うんだけどねえ・・・。その方が楽曲に多様性を感じられるのに。

ラストの6曲目は出だしこそヘヴィだが、段々とヘヴィさが薄れていくな。

メロウに、叙情的に聴かせる所有りの哀愁を含んだ走曲だぞ。

楽曲の出来は良くもなく、悪くもなくといった所かな。

ダレはしなかったけど、曲展開には幾らか不満有りだった。

入れる必要の無い所でラップ歌唱を入れるとか、それまでの

良い感じの曲調を崩壊させる様な曲調に展開してしまう等ね。

いくらスタイルが1Vo.1MCだからって、楽曲の良さを落としてまで

それ等を使うモノにする事は無かろうに。勿体無いねえ・・・。

評価 76点

3がオススメだ。

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