TESTAMENT
(アメリカ)
「The Gathering」(99年作)
1.D.N.R.(Do Not Resuscitate) 2.Down For Life 3.Eyes Of Wrath 4.True Believer
5.3Days In Darkness 6.Legions Of The Dead 7.Careful What You Wish For
8.Riding The Snake 9.Allegiance 10.Sewn Shut Eyes 11.Fall of Sipledome
12.Hammer of the Gods(インスト、ボーナストラック)
カリフォルニア州サンフランシスコ出身のスラッシュメタルバンドの8th。
TESTAMENTでは最初に購入したアルバムである。
95年に一度解散し、97年に再結成するものの、チャック・ビリー(Vo.)と
エリック・ピーターソン(Gt.)の二人によるプロジェクトバンドとしての形態であった。
今作は再結成後の2枚目で、6thの時に加入していたジェイムズ・マーフィー(Gt.)と、
「DEATH」で活動していたスティーヴ・ディジョルジオ(Ba.)、
「SLAYER」での活動で知られるデイヴ・ロンバード(Dr.)が参加している。
1曲目の「D.N.R.」がまず強烈なキラーだ。
怨霊が蠢く様なおどろおどろしいイントロから、自分達のテリトリーに
侵入して来た憐れな生贄共をサーチアンドデストロイ(見敵必殺)とばかりに
Gt.のサウンドが邪悪さを発散しながら爆走する。リフがまたカッコ良い上、
Vo.は怨霊共の雄叫びを思わせるが如く吐き出される。スゲエ!!
2、3曲目はザクザクしたGt.と力強いDr.が暴虐的な走曲。
妖しさを放つイントロから始まる4曲目はダークな雰囲気を纏って走る曲。
叩きつける様な感じで始まる6曲目はDr.が爆走する変化球的疾走曲。
しかしDr.の音が軽めでGt.も奥の方に引っ込み気味で迫力に欠けるため、
勿体無い曲になってしまった。まあ、曲全体でそうという訳ではないが。
7曲目はシャッフルを持ち込んだミドルテンポ曲。メタルでこういうのが
聴けるとは思わなかったな。でもこれはこれで良い。
9曲目は重厚なサウンドで始まる走曲。ドライヴ感の有るAメロのリフが良い。
ボーナストラックの12曲目は重々しい雰囲気で縦ノリのインスト曲。
1曲目が強烈過ぎるため、その後がどうにも劣ってしまう印象を
受ける上、後半に進むほど曲の質が落ちている気がする。
あと、似た様な感じの曲が幾つか有るのもマイナスだ。
評価 73点
1がオススメだ。