THE HOMESICKS

(日本)

「THE HOMESICKS」(03年作)

Disk1(CD)

1.東京  2.笑っておくれ  3.ピースマーク  4.手紙  5.カンフーガール

6.野良犬キャバレー  7.ブルーブルー  8.悲哀の唄  9.コウモリ男(外道のカヴァー)

Disk2(DVD:Live)

1.ピースマーク  2.笑っておくれ  3.東京

北海道出身の4人組パンクロックバンドの1st。

09年11月7日のDiaryで記した、49枚購入した内の1枚である。

ネットで調べた所、02年に結成されたバンドで、FUJI ROCKへの出演等、

精力的な活動を展開していたが、06年に活動休止し、07年に活動再開。

09年の「OASIS」の日本公演の際には前座を務めている。

楽曲の音楽性は泥臭く歌謡曲的な哀愁漂う

ロックンロール寄り青春パンクと言った所か。

ネットでは「ROOSTERS」譲りのパブロックテイストと、

人間の喜怒哀楽を奮わせる泣きの歌詞が武器と有った。

1曲目はフォークっぽい、しんみりとした哀愁漂いスローテンポで進行。

Vo.寂しげな歌い回しと絡まり、泣きが感じられる。ある程度進んだ所で

疾走を開始。「怒髪天」辺りが好きな人にオススメな曲調だ。

2曲目は疾走曲。疾走の曲調は1曲目と同様。

部分的に加わるハーモニカが哀愁を助長する。

3曲目「THE BLUE HEARTS」辺りが好きな人にオススメ

ノリ勢いの有るキャッチーかつポジティヴな疾走曲だ。

やるせない哀愁を漂わせ疾走する歌謡メロの4曲目。

5曲目は横ノリのグルーヴの有る、ちょいとガレージロック寄り

ミドルテンポのロックンロール。

6曲目は70〜80年代辺りのロックンロールっぽい

硬派かつシンプルドッシリ系スローテンポを展開。

そのクールな進行具合にロックンロールの格好良さが感じられる

途中で若干唐突に疾走を開始するのだが、歌メロより間奏の

イカシたドライヴィンな疾走感最高だ。

7曲目は青春群像劇的情熱系疾走曲。

泥臭くも、汗臭くも、涙もろくも、格好悪くとも前に進もうとする様な、

がむしゃら熱さの感じられる曲だな。

8曲目はノスタルジックな哀愁漂う黄昏た感じのミドルテンポ曲。

ラストの9曲目は「外道」のカヴァー曲。外道は聴いた事無いので

比較の仕様が無いのだが、特に違和感の感じられないモノになっている。

個人的には青春パンクは嫌いではないし、今作も通して聴ける事は

聴けるのだが、良い意味でハジけた感じの3曲目のみ例外として、

青春パンクのダサい部分強めに出ていて今一つのめり込めなかった。

馬徳はロック者ゆえ、オススメとしてはやはり5、6曲目の様な

ロックンロール寄りの曲さね。

評価 72点

3,5,6がオススメだ

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