THE SORRY ON PARADE
(日本)
「御免連射式突撃団」(02年作)
1.真ッ赤ナ夕日ニ染マッタ嘘 2.ヤブキ 3.H.O.N.D.A 4.若者の詩
5.ラララ 6.小さな島での恋の歌
4人組パンクロックバンドの1stミニ。
BOOK-OFF某店にて、中古で250円で販売されていたので購入してみた。
ネットで調べた所、兵庫県赤穂市の同じ高校を卒業した4人によって
99年に結成。八王子を拠点とし、東京都内のライヴハウスで活動を
展開している日本語パンク系のバンドとの事。
※現在(10年7月)は3人組で活動している。
楽曲の音楽性は青春パンクであるが、その枠に囚われてはいない。
1曲目は夕焼けが似合いそうな郷愁を含んだ疾走曲。
曲の最後は野郎シンガロングが加わって男臭く駆け抜ける。
2曲目はコミカルな楽しいノリで疾走感溢れるライトな快走を
展開する聴き心地の良い疾走曲だ。
ロックンロールっぽくもあるミドルテンポの3曲目。
4曲目は黄昏た感じのノスタルジックなミドルテンポ曲。
部分的に加わるハーモニカはノスタルジックさを助長し、
間奏では雰囲気に合った叙情的なギターソロが聴ける。
ストレートな情熱系疾走曲の5曲目。
ラストの6曲目は戦時中の若者(男女)を歌ったミドルテンポ曲。
上記の様に青春パンクの枠に囚われてはいないが、
今作の時点ではまだ中途半端であり、世に数多く存在する
青春パンクの1バンドでしかない、というのが正直な感想。
もっとロック寄りの方向に進んで楽曲に幅広さを持たせる事が必要だし、
もっとアグレッシヴに攻める所を見せなきゃイカンわさ。
まあ、次作を聴いてみたいと思えるだけのモノは有ったので
少しは期待しておこうか。
評価 71点
2,3がオススメだ。