THE WOOD STOCK
(日本)
「THE WOOD STOCK」(95年?)
1.Oneway Street 2." J " 3.あの虹の向こうで 4.Rockman
5.White & Blacks Woman 6.Japanese Clone Paradise 7.Las Vegas 8.終わらない夜に・・・・・・
9.渇いたのどにウイスキーを 10.Curtain Call
富山県出身(?)の4人組ロックンロールバンドのアルバム。
09年7月18日のDiaryで記した、
「中古CD1枚100円、10枚500円」セールで20枚購入した内の1枚だ。
ネットで調べてみたのだが、情報の「じ」の字すら見付からなかった。
歌詞カードを見てみた所、富山県に在るライヴハウスがファンレターの
送り先になっていたので、多分、富山県で活動していたバンドなんだと思う。
楽曲の音楽性は上記の様にロックンロールなのだが、プロダクションが
モロに80年代を連想するモノなので、馬徳自身、今作を
「80年代後半の作品だろうな」と思っていた。だが、歌詞カードを見ると
録音が94年10月〜95年2月と有ったので驚いた。
ハッキリ言ってとてもそうとは思えないしさ。
歌詞カード内のメンバー写真の格好からして80年代な感じだし。
でもまあ、楽曲の出来は良く、インディーズ作品としては
十分なクオリティが有ると言えよう。音質も悪くないし。
80年代半ば辺りならメジャーレーベルから出てもおかしくないだろう。
(嫌味ではなく、褒め言葉なので勘違いしない様に)
何処かで聴いた様なギターリフが聴けるイントロの2曲目は
アメリカンロック的なライトなノリを感じつつも、何処か
「DEEP PURPLE」っぽい、何つ〜か、クラシックロックな雰囲気を
感じるな。もちろん良い意味で。そんなミドルテンポ走曲。
3曲目は穏やかながらもどんよりとした郷愁のメロディーのミドルテンポ曲。
サビには若干泣きも入っている様に感じられるな。
4曲目のミドルテンポ走曲ではGt.がノリの良いリフを放つのだが、
曲が古いせいか、現在では誰も言わないであろう死語なMC
「ノッてるかぁ〜〜い?」てなモノを想起してしまうな。
間奏ではギターソロがノリを煽り立て、歌メロのパートより
良い様に感じられると思える良い仕事をしているぞ。
6曲目はミドルテンポ走曲。DEEP PURPLEの有名曲「BURN」を想起する
Gt.のキラーリフがクールで格好良いのだが、その格好良いリフに比べて
メロディーが弱く、リフを生かしきれてない印象を受けるなあ。
8曲目は1日の終わりを感じさせる黄昏た感じのメロディーのミドルテンポ曲。
上記の様に曲の出来は良いのだが、問題はVo.だ。
70〜80年代にはこんな感じのVo.よく居たよな、てな感じの、
NHKの某番組で活躍する歌のおにいさんっぽい声質なのだが、
このVo.が加わるとアグレッションが低下するので
楽曲に合ってないと思うのよ。下手なのはまだ許容範囲なんだけどね。
もっとロック向きなVo.であれば確実に80点越えの評価を出せてたので、
ホント勿体無いと思う。残念。
評価 75点
2,4,6(のリフ)がオススメだ。