THURMAN
(イギリス)
「LUX」(95年作)
1.She's a man 2.Loaded 3.Cheap holiday 4.Strung out 5.It would be
6.English tea 7.Famous 8.Now I'm a man 9.Clowns 10.Lewis Brightworth
11.Talk to myself 12.Automatic thinker 13.Flavour explosion
オックスフォード出身のポップロックバンドの1st。
09年2月21日のDiaryで記した、32枚購入した内の1枚である。
ネットで調べた所、ブリット・ポップ全盛期に出て来たバンドで、
今作1枚を残して消えたらしい。
その音楽性は「T.REX」や「デヴィッド・ボウイ」等を彷彿とさせる
ニュー・モッド・テイストたっぷりの、カラフルでグラマラスなサウンド、
といった様にネットでは記されていたけれど、個人的には
グラム色を含んだポップなUKロックという程度にしか感じなかった。
1曲目「She's a man」は晴れやかで暖かみの有るメロディーの曲で、
イントロのギターサウンドでもって、こういう曲調なんだろうな、と予想出来る。
2曲目はクラシック・ロックっぽさを感じるミドルテンポ曲で、
明るいけど明るくなり切らない陰の有るメロディーの曲だ。例えて言うならば、
1曲目の明るさは午前のモノで、2曲目のは午後のモノと言えばいいかな。
3曲目は仄かな熱を帯びた風が心地良く吹き抜けていく様な、
温和なメロディーのAORっぽいミドルテンポ曲だ。
大体が上記の3曲に似た様な雰囲気の曲で、中盤辺りまでは普通に聴いて
いられたのだが、後はダレた。全曲ミドルテンポでテンポがほぼ一定。
雰囲気に大きな変化が無いので多様性に大きく欠けており、
そんなモン全13曲に亘って延々と聴かされりゃダレるわさ。
1曲1曲は悪くない出来なのだが、この手の曲はアルバムに
2、3曲有れば十分だよ。
評価 60点
1,2,3,7,10がオススメだ。