TRANSTIC NERVE

(日本)

「OVERHEAD RUN」(99年作)

1.OVERHEAD RUN  2.TIGER  3.OVERHEAD RUN(OFF VOCAL VERSION)

兵庫県出身の5人組ヴィジュアル系ロックバンドのシングル。

BOOK-OFF某店にて、中古105円で販売されていたので購入してみた。

ネットで調べた所、96年に姫路市にて結成。98年にLEMONedのスタッフの

目にとまり、「X JAPAN」のhideに見出され、同年10月から行なわれた

「hide with Spread Beaver」のツアーにオープニングアクトとして出演。

99年にメジャーデビューを果たすも、02年からは再びインディーズでの

活動に戻り、07年に無期限活動休止を発表する。

翌08年からは「the Underneath」とバンド名を改め活動。

10年に解散へと至っている。

楽曲の音楽性に関して、ネットでは

硬質なベースラインと激しいドラムが生み出す躍動感溢れるビートに

ヘヴィなデジタルディレイギターが絡むインダストリアルな音世界の中で

甘く伸びやかなヴォーカルが緩急自在に舞う

・・・と、紹介されていた。

まあ、単にデジタルロック系のバンドとして捉えておけばいいかも。

ウネる電子音に始まりDr.が幕開けを告げる1曲目はアップテンポ曲。

スペーシー雰囲気の中をアップテンポで進行。前面に出たBa.

ドライヴ感を生み出し、途中、若干のテンポダウンパートではノリの良い所も

見せる。Gt.疾走感の助長叙情性の演出といった役割を果たしている。

加工されたVo.もサウンドに良くマッチしているな。

2曲目はやけに前面に出たBa.重い雰囲気を演出するヘヴィ寄り

ミドルテンポ曲。時おり、打ち込みサウンドが劇的さを演出するぞ。

だが、Ba.のおかげでアコギが弾き回されても目立たないし、途中で登場する

女性コーラスあまり効果的でないので無くても良い様な感じだな。

今作当時のヴィジュアル系はメロディアス路線に傾き過ぎ

バンドが多く、1曲目にも幾分そういう所が見られる。しかし、2曲目を聴くと

後々に進んで行くらしいモダンヘヴィネス路線への前兆

この頃から既に出始めていたのかも、と思えるモノが感じられる。

人によってはそれを中途半端と言うかもしれないが、個人的には許容範囲だ。

一度、アルバムに手を出してみるとしようか。

評価 65点

1がオススメだ。

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