東京エスムジカ

(日本)

「World Scratch」(04年作)

1.月影のワヤン  2.月凪  3.泥の花  4.Standing On the Ground

5.オレンジの実る頃  6.Vida  7.World Strut(インスト)  8.レンガ通り

9.邂逅  10.百万年の愛の歌  11.月夜のユカラ  12.始まりに向けて

1stアルバム。

フジTVの朝のニュース番組で今作収録の「月凪」が流された事が有り、

それでこのユニットに興味を持ち、アルバムを聴いてみたいと思った。

時は流れて08年。某複合量販店にてCD半額セールが行なわれており、

良い機会だったので今作を購入したのだった。

2人組だと思ってたんだけど、ネットで調べてみたら3人組だった事が判明。

上記の表ジャケは2人しか写ってないのに、その裏側には3人目が写ってる。

んな事しないで全員写せばいいのに。まぎらわしい・・・。

楽曲は異国情緒溢れる多種多様な民族音楽を取り入れたサウンドに、

透明感の有る2人の女性Vo.を乗せて歌われるものである。

2曲目の「月凪」は上記の通り、このユニットを知るきっかけになった曲であり、

このユニットの代表曲と言えるだろうキラーチューンだ。

幻想的な雰囲気を持つゆらゆらとした流れのメロディーをVo.が引き立てる。

チベット語詞のコーラスと笛の音色がメロディーの幻想色濃くしている。

5曲目はスパニッシュな雰囲気を持つ哀愁のミドルテンポ曲。

7曲目はインスト曲。最初の雰囲気から、インドテイストの曲かと思いきや、

南国風レゲエっぽいリズムが入り、すぐに打ち込みのリズムが入る。

コーラスの入り始めの所は小室哲哉の曲みたいに感じた。

クラブミュージック的なインスト曲だな。

でも今作にこういう曲は入れない方が良いと思うけどなあ。

8曲目は日本の明治、大正といったレトロな雰囲気を持ったミドルテンポ曲。

9曲目は砂漠を思わせるイントロからBa.怪しげなフレーズが入り、歌メロへ続く。

厳かに歌われるツインヴォーカルのハーモニーが美しいサビが良い。

11曲目はシングル曲。神々しいイントロから夜が明ける様に曲本編に入る。

優しくも力強い歌声が響き渡る。サビの「ヘイイェ〜ヘ〜」が印象的。

異国的な雰囲気に包まれたい方にオススメ出来るアルバムだと思うのだが、

個人的にはダレを感じた。

歌い手の歌唱力に関しては文句は無い。問題はの方だ。

1曲目から感じてはいたのだが、2、9、11曲目以外ではダレを感じた。

曲の質は悪くないと思うのだが・・・。

期待が大きかっただけに残念な結果になってしまった。

評価 58点

2,9,11がオススメだ。

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