VAN HALEN
(アメリカ)
「VAN HALEN V」(98年作)
1.NEWORLD 2.WITHOUT YOU 3.ONE I WANT 4.FROM AFAR 5.DIRTY WATER DOG
6.ONCE 7.FIRE IN THE HOLE 8.JOSEPHINA 9.YEAR TO THE DAY
10.PRIMARY 11.BALLOT OR THE BULLET 12.HOW MANY SAY I
「VAN HALEN」第3期の1枚目である11th。
HR/HMに興味の無かった時期でも名前くらいは知っていた有名バンドだが、
今作で初めてこのバンドの音楽性に触れるまで、彼等の曲は聴いた事が無く、
どういう楽曲を聴かせてくれるのか、と期待していたのだが、
その結果は「GUNS N' ROSES」並に酷い裏切られ方だった。
楽曲はミドル、スロー曲主体のハードロックで、疾走曲など皆無。
別にそれがいけないという訳ではないが、その場合は聴き手を
飽きさせないために、曲の良さとバリエーションに富んでいる事が、
求められるのだが、個人的にはどっちも満たしていない様に感じた。
ハッキリ言ってつまんねえ!!
曲はフックに乏しく、単調に感じられて大きな盛り上がりなどほぼ無い。
新たに迎え入れられた「EXTREME」のゲイリー・シェローンのVo.は、
素人聴きながら、良い歌唱力を持ってるじゃないかと思わせるのだが、
サウンドプロダクションがイマイチでゲイリーのVo.が生かされておらず、
それが尚更曲のつまらなさに拍車を掛ける。
正直な所、VAN HALENってこの程度かよ、と思ってしまって、
他の音源を聴こうという気が起きないんだよな。
少なくとも、疾走感や攻撃性を求めるメタラーにはオススメ出来ない。
メディア書店某店にて、中古で500円で購入した今作だが、この程度じゃ
500円の価値など無いぞ。100円でも買う気にならんよ。
アメリカンハードが好みである馬徳にここまで低評価を出させたのは久しぶりだ。
評価 14点
オススメは無し。