VRAIN
(日本)
「EMERALD」(06年作)
1.PREMONITION(インスト) 2.EMERALD 3.Your Psychology 4.BELIEVER
5.Looking For The Star 6.No Place To Run 7.PRISONER(インスト)
1stミニアルバム。
メタル誌「BURRN!」に取り上げられていた事が有り、存在だけは
知っていたのだが、今作がインディーズでのリリースという事もあり、
自分には縁は無いだろうなと思っていたのだが、07年の秋頃、たまたま寄った
BOOK-OFF某店にて、250円で販売されていたので即買いした。
BOOK-OFFも見る目が無いのう。
商品の帯には、
「ネオドラマチックサイバーハードロックシンフォニー」
と記されているのだが、長いよ。・・・もっと短くならんの?
その楽曲はキャッチーなメロパワ的サウンドにKey.やシンセを到る所に配した、
文字通り「サイバー」な感じがするモノである。
メタルという視点で考えれば個性は十分だと思う。
J-POP好きにも受け入れられるのではないだろうか。
女性Vo.はJ-POP寄りの声質で、「陰陽座」の黒猫に似た感じだ。
1曲目のインストに続いて疾走を開始する2曲目。
Dr.はドコドコ走ってるんだけど何か弱いんだよな。曲に合わせてるんだと思うけど。
Vo.の歌唱が何となく演歌みたいに聴こえるのは馬徳だけだろうか?
サビのコーラスが何言ってるかよくわからないのはマイナス点だ。
3曲目は今作中一番キャッチーでシングル向きな疾走曲。
サビが特に良く、個人的にはこの曲が一番好きだな。
4曲目はKey.のキラキラしたイントロからDr.がツーバス爆走して始まる疾走曲。
7分台の長い曲ながらダレを感じる事無く疾走を楽しめる。
サビのコーラスが効果的だな。
6曲目はピアノによる静かなイントロから疾走を開始する曲。
サイバーチックな感じは薄く、ドラマティックさの方が目立っている感じがする。
2曲目と同じで、サビのコーラスが良くない出来だ。
Vo.の加工具合がこの曲ではあまり合ってない様に感じる。
7曲目はアルバムを締め括るピアノがメインの静かな聴かせる系インスト曲。
昼の連ドラなんかで使われそうな感じだな。
インスト以外はほぼ疾走曲だから個人的には十分楽しめたアルバムだった。
入門編としては最適だろう。次作が楽しみだ。
評価 82点
2,3,4,7がオススメだ。