Velvet Garden
(日本)
「ねぇ いいでしょ」(97年作)
1.ねぇ いいでしょ 2.Fake Kiss 3.ねぇ いいでしょ(オリジナル・カラオケ)
男女2人組ユニットのシングル。
「皆谷尚美」と同じく、BOOK-OFF某店にて、5枚100円で
全く知らないバンド、アーティストの8cmシングルを買い漁って
聴いた結果、手元に残った内の一枚である。
ネットで調べた所、「LINDBERG」の川添智久(Ba.)と
女性Vo.の稲垣涼子によって95年に結成され、翌96年にデビュー。
デビューシングルは現在(10年5月)も続く長寿アニメ「名探偵コナン」の
OPに起用されているので、興味が有ったらYou tubeで見るといいぞ。
98年に音楽性の違いから活動停止に至っている。
このユニットの音源で、馬徳が所有しているのは今作だけなので
断言は出来無いのだが、今作を聴く限りでは
楽曲の音楽性はJ-POPの範疇で語られるPOP/ROCKである。
1曲目はミドルテンポ曲。イントロ〜歌メロまでの間がまず良い。
叙情的なトーンで弾き回されるBa.の低音と、
穏やかな哀愁のソロを聴かせるGt.。双方の絡まりによって
ゆるやかな風に運ばれる様に歌メロへと到り、
暖かくて温もりの有るメロディーが優しくも快活に歌い上げられる。
サビは切なくも感動的で、焦がれる様な情愛を感じさせる聴き所だ。
間奏のギターソロが短いのはちと残念だな。
2曲目の走曲はリズム隊がグルーヴィーさを出し、Gt.は
Aメロでは妖しさと怪しさの両方を感じさせる雰囲気を演出し、
Bメロは冷たいトーンで奏でられ、静けさを感じさせる。
そして開放感の有るエナジェティックにダンサブルなサビへと到る。
J-POPの範疇とはいえ、楽曲は媚びた所の無い良質なモノなので
個人的には普通にオススメ出来る。
8cmシングルを探す根性と気力の有る方は頑張ってみよう。
評価 65点
1,2がオススメだ。