GODDAMN K.ROCKS
(日本)
「ICONOCLASM」(01年作)
1.NUTCRACKER 2.PARACHUTE POLITIX 3.GIVEN 4.STOP SIGNS
5.InTrUDeR 6.HEAVEN OR HELL
3人組デジタル/ラウドロックユニットのミニアルバム。
BOOK-OFF某店にて、250円で販売されていたので購入してみた。
ネットで調べてみた所、某メジャーレーベルのA&Rだったという経歴を
持つG.K(Gt./Vo.)と、某メジャーレーベルの契約プロデューサーだった
という経歴を持つKozi(Key.)が意気投合し、LA育ちのシンガーNohl(Vo.)と
出会い、00年の夏に結成された、という事しか分からなかった。
楽曲の音楽性は上記の様にデジタル/ラウドロックであリ、
「Before Christ Butterfry」がロック寄りになった様な感じ、と言えば
分かりやすいと思う。Before(略)程ではないが、車中で聴くと若干聴き辛い。
1曲目は疾走曲。機械の目がギョロッと動く様なイントロから、
エネルギーが溢れ出す様な力強いサウンドで疾走の幕を開ける。
衝動を揺さぶる様なダークな疾走感と、テンポダウンしたパートで
弾き回される邪悪かつエネルギッシュなギターサウンドが良いな。
2曲目はパンクっぽくてノリの良いロックンロール疾走曲。
Vo.部分のノイジーなエフェクトが余計で、曲の良さが分かり辛い。
3曲目も疾走曲。間奏や曲本編に突入した際の疾走パートがグルーヴィーかつ
スリリングで良いのだが、歌メロに入るとそれが減退してしまって
普通の疾走になってしまうのが勿体無いな。まあ、悪い曲ではないけど。
4曲目は退廃的な雰囲気のドラマティックなミドルテンポ曲。
5曲目は走曲。凶暴性を剥き出しにする様なエモーショナルな
ギターサウンドがブルータルな雰囲気を醸し出す。
ラストの6曲目はポップさを含んだ明るく爽やかな疾走曲。
曲は悪くないが、こういう曲にはデジタルサウンドが余計に感じられるので
バンドサウンドだけの方が良い。
ほぼ全篇に亘って疾走、走曲であるので、疾走曲好きには嬉しい所だろう。
ラウドさも強力なモノではなく、聴きやすい程度になっており、個人的には
調度良い音圧なのだが、Vo.が引っ込み気味なのと、
メロディーが弱めなのが欠点で、それさえ無ければ80点ちょいくらいの
評価を出せたんだけどなあ。惜しい・・・。
評価 75点
1がオススメだ。