平井 堅
(日本)
「楽園」(00年作)
1.楽園 2.affair 3.What's Goin' On? 4.楽園(BIRTHDAY MIX)
大阪府出身のシンガーソングライターの8thシングル。
「SINBA」に続いてのR&B作品のレビューである。
「このサイトについて」のページでR&Bはレビューしないとか
記しといてこの有様。まことに申し訳無い。
95年にデビューする彼だが、泣かず飛ばずで
これが売れなかったら契約打ち切りという背水の陣でリリースされた
今作がヒットした事によってクビ切りを免れ、以降、現在までの活躍に至っている。
馬徳は彼に関しては興味無いしアルバムも持ってないが、
今作だけは気に入ったので購入に至ったのだ。
で、BOOK-OFFで中古で105円で販売されていたのを購入した。
1曲目「楽園」はメロウなソウルチューンで、ファルセットを駆使して
歌い上げる。抑揚を持った寂しげで寂れた様なメロディーには、
人生の晩年期を迎えた様な黄昏た哀愁感を感じる。
若い頃から苦労に苦労を重ね、連れ合いはすでに遠くへと
旅立ってしまった。息子も娘も離れ、たった一人。
しかし、もうじき人生の終わりを迎える時期になって、
ようやく穏やかな時間を手に入れた。
何者にも侵される事の無い、孤独で、穏やかな時間。
自分の人生を思い返す事を終えた老人は
瞼を下ろし、規則正しく時を刻む時計の音を揺籃歌にして、
眠りの海へと身を沈めた。
・・・という様な光景が浮かんだ。
※あくまで馬徳のイメージなので、深くは考えないように。
2、3曲目は聴けない事は無いが感じるモノは何も無いので、
ハッキリ言ってどうでも良い。4曲目は1曲目の別mix。これもどうでも良い。
結局の所、馬徳にとって平井 堅は「楽園」のみのアーティストよ。
他はどうでも良いわ。
評価 50点
1がオススメだ。