草地章江
(日本)
「FACES」(96年作)
1.follow me(ついておいで) 2.桜の下にもたれて 3.ひとつだけ覚えてて
4.しあわせな子供(rhythm method mix) 5.小説・ラッシュアワー(VOICE ACTRESS#1) 6.正直はバカを見る
7.知らない(club mix) 8.お願い何か言って(sensitive mix) 9.お姉さまとお呼び。(VOICE ACTRESS#2)
10.人の前でキスはできない 11.message F.(VOICE ACTRESS#3)
東京都出身の声優の2nd。
元々は89年にアイドル歌手としてデビューし、93年に声優としての活動を
開始したという経歴を持つ人である。
彼女に関しては、「冬馬由美」の様に○番目に好きだった声優
という訳ではなく、正直、声優としては興味は無かった。
今作を購入した理由は、シングル曲である7曲目のサビをTVのCMで聴き、
それで興味を持ったからだ。とはいえ、好きな声優ではなかったので新品で
購入する気など毛頭無く、BOOK-OFF某店で250円まで値下がり
していたのを見付けて購入したのは08年12月頃さ。長かったなあ・・・。
では、アルバムの話に行こう。
まずは1〜4曲目までミドルテンポ曲で進行。1曲目は打ち込みの
ダンス調リズムのCity Soundっぽいポップなメロディーの曲で、2曲目は
暖かみの有る麗らかな雰囲気の曲。今作唯一のバンドサウンドの曲で、
個人的にはこの方が良く、全篇これでやって欲しかったなあ。
3曲目は大切な人との思い出を振り返る、切ないメロディーのバラード。
間奏はKey.によるソロなんだけど、何かチープな感じがする音だなあ。
5曲目はボイスドラマ。部分的には歌唱しているが、メインは語りである。
会社帰りの満員電車で痴漢に遭って、我慢出来ずに男の手を
掴んだらそれは父親だった。というオチが予想外で面白かった。
6曲目はアップテンポ曲。Key.が前に出ていて華やかさを出している。
間奏では目立たないギターソロの後にKey.によるソロへ展開するのだが、
舞う様な感じの弾き回しが良いな。
7曲目は上記の様に、今作を購入するきっかけとなったシングル曲「知らない」。
アルバムの雰囲気に合わせるためか、クラブ系mix versionになっている。
だが、個人的にはこんなの望んでねえ!!
シングルと同様のが聴けると思って購入したのにこんなversion聴かされたら
今作購入した意味無いじゃん。
9曲目はボイスドラマ。話の内容がよく分からん。声優のアルバムゆえ、
こういうのが収録されるのは分からなくもないけど、
個人的には要らないなあ。全部歌にして欲しいよ。
ラストの11曲目は彼女による今作を聴いてくれた人への挨拶、みたいな
メッセージと歌。メッセージと歌は分けろよ。メッセージなんて
無くたって良いんだからさ。
元々、歌手としてデビューした人だから歌唱力に関しては文句無いけど
肝心の曲がつまらないものばかりで、冬馬由美のアルバムと
比べると圧倒的に劣る出来だ。迷う事無くBOOK-OFF行き決定である。
評価 30点
オススメは無し。