NOSHOW

(日本)

「Prefab Unison」(03年作)

1.Ain't That a Shame  2.Come up to You  3.A Flake   4.Wonder(Allのカヴァー)

5.Mr. Edison Take Your Medicine  6.Neutral Guy  7.Until Forever  8.Box(Allのカヴァー)

※1〜4曲目がNOSHOWの曲です。

2つのバンドによるスプリット作。

09年5月18日のDiaryで記した、約55枚購入した内の1枚である。

ネットで調べた所、「BACK DROP BOMB」の白川貴善(Vo.)、

「ASPARAGUS」の渡辺 忍(Gt.)、「SHORT CIRCUIT」の原 直央(Ba.)、

「HUSKING BEE」の平本レオナ(Dr.)によって結成されたバンドで、

元々は米国のパンクバンド「ALL」のコピーを目的とした「東京ALL」という

サイドプロジェクトであったが、後に「NOSHOW」へと改名された。

01年に参加したALLのトリビュート作での高評価によって

その名を知られる様になり、今作が企画されたのだそうだ。

今作はALLの歴史の中で歴代NO.1のVo.と称されているらしい

スコット・レイノルズ率いるパンクバンド「PAVERS」とのスプリット作である。

双方3曲づつの新曲と、お互いにALLのカヴァー曲を収録している。

楽曲の音楽性はメロディックエモ/パンクである。

1曲目はパワフルかつエナジェティックドライヴィンな疾走曲。

終始疾走かと思いきや、途中で黄昏た感じの短いパートがちょくちょく顔を出し、

段階を踏む様な曲展開だな。サビが無いからこうなったのかな?

まあ、個人的にはサビ無しでも好感触やね。

2曲目はノリの良い変化球的なギターリフが聴ける

ライトキャッチーな走曲なんだけど、Ba.の音が籠もった感じなので

ちょいと暗さが感じられるかな。

3曲目は焦がれる様な哀愁黄昏た叙情性を纏った走曲。

ドラマティックさも有り、メロディーからは温かみも感じられ、間奏等で

哀愁と叙情性助長するギターリフが聴ける。

シリアスに歌い上げるVo.がなかなかに良い味を出しているな。

カヴァーの4曲目は原曲が未聴なので比較の仕様が無いのだが、

結構良い出来だと思うな。

実力者で結成されたバンドゆえ、カヴァーを含めた4曲とも実に良い出来だ。

アルバムが出ているなら是非とも購入したいと思うのだが、

今の所、音源は今作ALLのトリビュート作しか無いみたいだ。

バンド自体も現在(10年10月)は活動休止中の様だしなあ・・・。

せっかく気に入ったというのに、これは実に勿体無い事だ。

是非とも活動を再開してフルアルバムを制作して欲しいぞ。

ちなみに、下記の評価はシングルとしての評価であり、

アルバムとしてなら84点くらいの評価だ。

評価 70点

全曲(1〜4)オススメだ。

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