THE WEST GANG
(日本)
「青春歌謡ロック」(04年作)
1.人生ココニ在りテ 2.熱血応援團 3.さらば、思い出よ 4.新春 5.Go my way
関西出身の族バンドのミニアルバム。
BOOK-OFF某店にて、新古品で105円で販売されていたので購入してみた。
ネットで調べてどうにかHPにたどり着いたものの、
5年以上更新されてなかったので解散していると思う。
楽曲の音楽性は歌謡曲、演歌の要素を含んだパンキッシュなロックで、
「怒髪天」辺りが好きな人なら受け入れられるだろう。
Gt.が演歌の風情を感じさせる郷愁のフレーズを聴かせる幕開けの1曲目は
昭和的ノスタルジックな哀愁を帯びたエモーショナルな疾走へと展開。
途中、テンポダウンして苦悩を感じさせるパートが短いながら有りつつも
再びテンポアップし、到ったサビでは情熱の疾走を聴かせるぞ。
2曲目の走曲は「フレー、フレー」の応援團エールで始まるのだが、
気合も迫力も不足しているのが不満だな。モノマネって感じでさ。
こういうのやるんだったら漢の魂に活を入れる様な熱っついモノを
ブチかまして欲しいのだが。
あと、歌メロの始まりが水戸黄門のOPテーマみたいで、笑えた。
肝心の曲の方は曲名通りの応援團な雰囲気は感じられるな。
3曲目は「陽」の曲に通じる夕焼けが似合いそうな情熱のメロディーの
ミドルテンポ曲だが、もちっとテンポが速くても良いんでない?
このテンポで延々続いたらダレそうだぞ。
4曲目はポジティヴな雰囲気のライトな疾走曲。
卒業式とかに合いそうな感動、または祝福感がメロディーに感じられる。
ラストの5曲目はパンキッシュなロックンロール疾走曲。
パンクス、ロッカー双方にオススメ出来そうな
力強くも爽快な疾走感は聴き心地が良い。
楽曲の出来自体は悪くないのだが、個人的にはVo.が不満だ。
もちっとドスの効いた、というか迫力有るアグレッシヴなVo.を
期待していたのだが、普通にパンクで居そうな高音だったので
全然族っぽくない。悪い意味でチャラけた感じの
Vo.、コーラスパートも有るしね。そういうのも族らしくない所を助長している。
格好だけって思われても文句言えないと思うよ。
評価 72点
1,5がオススメだ。