ank
(日本)
「1070」(02年作)
1.アメリカ 2.1070 3.vanilla 4.silence 5.orange 6.田園に咲く花
関西の3人組ロックバンドのミニアルバム。
10年1月25日のDiaryで記した、35枚購入した内の1枚だ。
ネットで調べた所、99年に結成され、関西を拠点に活動していたとの事。
HPが消えていたのでもう解散しているのだろう。
楽曲の音楽性はポップなロックである。
洋楽っぽい曲も有れば、J-POPっぽい曲も有る。
叙情エモメロで幕を開ける1曲目はその手のミドルテンポ曲かと思いきや、
南国風の明るい雰囲気を感じさせるスカのリズムで走り出す。そのまま
走り続けるのかと思ったらテンポダウンして気品を感じる穏やかパートへと展開。
で、この後がサビかと思ったらAメロに戻ってしまった。
穏やかパートがサビだったのか。・・・物足りんのう。
2曲目はライトな日常的メロディーのミドルテンポ曲。
少々憂鬱っぽくも暖かみの有るA、Bメロ。スキップする様な軽やかさと
生き生きとした快活さを感じるキャッチーなサビ。
そこに絡まるVo.(女性)のキュートな歌声はよくマッチしていて好感触。
J-POPっぽいけど、こういう曲は好みなので良しだ。
3曲目は穏やかながら物憂げなメロディーの洋楽っぽいミドルテンポ曲。
4曲目も洋楽っぽいミドルテンポ曲だが、こちらは朗らかな笑顔を
思い浮かばす様な明るさと楽しさとキュートさを感じる。
5曲目はドラマティックなミドルテンポ走曲。
A、Bメロはポジティヴで都会感の有るメロディーで進行。
自信というか、揺らぐ事無い真っ直ぐな思いというか、
そういった強いモノをこのメロディーから感じる。
サビは気持ち良く爽やかで晴れやかで聴き心地が良いな。
ラストの6曲目は夜の雰囲気を持ったミドルテンポ曲。
Gt.が眠気を煽りそうなスローテンポの弾き回しで始まり、
メロウかつ叙情的で穏やかな夜メロパートへと展開する。
力を抜いて、ゆったりと聴く事が出来る曲だ。目を閉じて、
曲の世界へと引き込まれてみるのも良いんでない?
通して聴いてみて、個人的には今一歩物足りなさを感じた。
曲の出来だって良い方なんだけど、でも、何かが足りない。
馬徳を惹き付ける何かが、何かが足りないんだよなあ。
そういう訳で馬徳の評価は程々だけど、まあ、ガールポップが
好きな人には普通にオススメ出来る作品だと思うよ。
評価 74点
2,5,6がオススメだ。