Parking Out

(日本)

「HEMP」(02年作)

1.誤怒  2.疾駆  3.射陰  4.429  5.逆鱗  6.母主  7.葉臭

4人組パンクロックバンドの1stミニ。

BOOK-OFF某店にて、中古250円で販売されていたので購入してみた。

音源に触れてみよう!その11で音源を紹介したので

覚えている方もいるだろう。ネットで調べた所、結成は99年。

西海岸系パンクサウンドの楽曲に日本語詞を乗せる

というスタイルをいち早く確立させたバンドらしい。海外のバンドの

ツアーサポートの経験も有り、年間100本以上にも及ぶツアーをこなす

ライヴバンドとの事だ。

※現在(10年6月)は活動休止中の様である。

楽曲の音楽性は上記の様に西海岸系で、メロディックかつ

エモさも有るロック寄りのパンクサウンドを聴かせる。

1曲目はメロコア調の疾走曲。明るくなりきらない雰囲気

今一つ気乗りしない様な疾走感が盛り上がりを拒否するな。

コーラスが加わるサビは良いけど。

2曲目も疾走曲。ロックなり若干ヘヴィGt.の始まりから

バンドサウンドが加わり疾走開始。Gt.爽やかな疾走感を演出する

弾き回しを聴かせて歌メロへ突入。爽やかさは抜けてしまうが力強い疾走

聴かせるぞ。これはこれで良しだ。

Gt.が結構頑張っていて、良い仕事をしていると思う。

3曲目も疾走曲。憂い哀愁を帯びた硬派な曲だ。

こういうシリアス寄りな曲調の方が個人的には好みだな。

4曲目も疾走曲。一般リスナーにもアピール出来る明るくキャッチー

曲なんだけど、個人的には特に感じるモノが無い

5曲目も疾走曲。曇り空の様などんより感の有るシリアス寄りの曲調で、

Gt.焦りというか、じれったさ思わせるエモーショナル

弾き回しを部分的に聴かせるぞ。他の曲と大して変わらないと思うんだけど、

Ba.のトーン凄く良く感じられるのよね。

力強い疾走も良く、今作一番のオススメ曲である。

沖縄風っぽいアコギ(?)メロが聴ける6曲目も疾走曲。

ラストの7曲目も疾走曲。4曲目と同様に明るくキャッチーな曲だが、

この曲も個人的には特に感じるモノが無い

全曲疾走曲だがダレ無く聴けた。疾走曲好きにオススメ出来そう

だけど、個人的にはアグレッション不足に感じられた。

そのため、評価としては良くも悪くも普通な出来だった。

聴き込んでみれば評価も変わるかと思ったのだが、あまり変わらなかった。

それなりに期待しての購入だったのだが・・・・・・期待が大き過ぎたかな?

まあ、音源に(略)で紹介した音源は今作から5年後のアルバムに

収録されている曲なので、5年前のモノなら仕方無い思えない事も無いか。

「SERVICE ACE」「MOLMOTT」辺りが好きな人なら

聴く価値は十分だと思うぞ。

評価 73点

2,3,5がオススメだ。

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