Safety Blanket
(日本)
「Life is a Picnic」(03年作)
1.ひめゆりの花 2.ミュージックウォール 3.カリン 4.遠く 遠く
5.1day 6.Happy Love 7.サヨナラの時
4人組ロックバンドの2ndミニ。
10年1月25日のDiaryで記した、35枚購入した内の1枚だ。
ネットで調べた所、HPが無くなっていたので既に解散しているのだろう。
結成は98年で、渋谷を中心に活動していた様だ。
かつてTV朝日系で放送された番組「Break Out」のイベントライヴに
関東代表として出演した事が有り、某ラジオ番組内のオーディションで
グランプリを獲得している。他には芸人のロンドンブーツ1号2号への
楽曲提供などもしているとの事。
Vo.の声質が「氣志團」の綾小路”セロニアス”翔に似ている上、
楽曲の方も氣志團の楽曲に通じる所の有るメロディックロックであるため、
氣志團の曲を聴いてる様な感じだ。
こちらにはおふざけ感が無いのでそういう意味ではSafety(略)の方が
好感触だけど、サウンド面においては氣志團の方に軍配が上がるなあ。
その他双方に上の部分と劣る部分が有り、どちらが良いか?と
問われるとハッキリとした答えは出ないなあ。
1曲目は明るく、暖かみの有るパンキッシュだが優しい走曲。
正直、凡曲なので掴みはあまり良くない。
2曲目の走曲は若干のドライヴ感が有るが1曲目と大差無い
印象を受ける。でもサビは力強く、勢いが有って良い。聴き所だ。
3曲目はGt.が妖艶に感じられる叙情フレーズを聴かせるパートが良いな。
4曲目は後悔を思わせるネガティヴさを感じる少々歌謡曲っぽい
メロディーで進行する慟哭のミドルテンポ曲。サビは盛り上がる訳ではないけど
感情を吐き出す様な泣きのエモーションが有って良いな。
Per.が南国風のノリを感じさせる始まりの5曲目は
陽気でコミカルなアッパーチューン。
6曲目はポジティヴな明るいミドルテンポ曲で、サビは情熱色を含んだ
叙情的なメロディーへと展開。聴き所だ。
ラストの7曲目は力強くもキャッチーな青春系情熱疾走曲で幕引きだ。
前半弱いのがマイナス点だけど、中盤以降は安定感が有る。
キラーと言える様な曲は無いけど捨て曲程の曲も無い。
氣志團の2ndと同等の評価が妥当な所だな。
評価 74点
4,5,7がオススメだ。